海外小説

文字が目に刺さるような強烈な違和感が、文章のあちこちに起ち上がっていました。 仕事の手が止まって、ついつい読んでしまう。 レイアウトを担当した本で、こんなに作業が進まないことは今までありませんでした。 書名の『いつもおなじ雪といつもおなじおじさん』も、なんとも不思議なタイトルです。 「雪」と「おじさん」が並んでいるのは、ルーマニア語で「雪」を表す「ネア」には「おじさん」に近い意味もあるからです。 目に刺さる違和感とは、例えば「雪うらぎり」という単語。これは著者が作った言葉です。 1945年、著者の母（16歳）は強制労働でソ連へ送られようとしていました。それを避けるため、納谷裏に掘った穴に身を隠…

※新しいブログに書いていたのですが、アドセンス取得を考えすぎて自由にブログが書けないのでこちらに移し替えることにしました。 2025年16冊目に読んだのは、今年に入ってどハマりしているワシントン・ポー・シリーズ4巻の『グレイラットの殺人』です。読書に入り込みすぎて、今年1回も韓国と英語の勉強をしていないことに気がつきました。時間の使い方を見直さないと🤔💦『グレイラットの殺人』 ワシントン•ポー・シリーズ第4巻Amazon楽天発売日：2023年09月20日著者／編集：M・W・クレイヴン(著), 東野 さやか(訳)レーベル：ハヤカワ・ミステリ文庫出版社：早川書房ページ数：736pISBN：9784…

こんちゃー。mariaUNDERTALEでっす。 今回のお題はそろそろ慣れてきたお題「この前読んだ本」 。 ということで今回読んだ本は 「カニバリストの告白」カニバリストの告白作者:デヴィッド・マドセン角川グループパブリッシングAmazonデヴィット・マドセンという方の本。 あまり外国の方の本を読むことは無いので新鮮でした。 面白かったけど、少しがっかりもあったかな。 内容としては殺人容疑を受けたシェフの話で、タイトルの通り主人公はカニバリスト。あ、カニバリストって言うのは人肉を食べる人のことね。 ただ、タイトルに反してカニバリズムを始めたのは半分よりも後ろだったからグロを期待している人の期待…

おはようございます。 秘密 上 (創元推理文庫) 作者:ケイト・モートン 東京創元社 Amazon 秘密 下 (創元推理文庫) 作者:ケイト・モートン 東京創元社 Amazon ／秘密持ってますか？＼ 2024はケイトモートンに出会った年でした。今まで読んだことがなかったけど、図書館でなんとなく手に取ったらすごくおもしろい。 わたしは生活感丸出しの暮らしをしているわりに、海外の暮らしやインテリアがものすごい好きなのです。だから海外ドラマが好きだし本も好き。しかもちょっと昔の。 そんなわたしの好きなタイプの本でした。 え…まさか…まさか…！ やっぱり〜〜〜！！！！！ の感じがよかったです。よくわ…

内容紹介・あらすじ デートにまつわる９つの物語。と書いてある。久しぶりに恋愛小説でも読んでみるか。海外ものだと、どんな感じになるのかな、などと思いながら。結論としては、至って想像通りの展開というか、それで？という感じなのである。訳者あとがきで、小林浩子さんも、そう書かれていた。なぜ、翻訳したのか、と思っていると、撮影が順調だとか、女王陛下から勲章を賜ったとか書かれているので、ひょっとしてすごい作家なのかも知れない。 すばらしいデート 可憐なデート 禁断のデート 南ローデシア 1959年 最悪のデート デートにまつわるここだけの話 思いがけないデート ふくよかなデート 母の望まぬデート 聖なるデ…

・昔映画は見たことあるはず、やけど詳細は覚えとらんが、誰かがこの小説面白いと言っとるの聞いて、借りてみた確かに、めっちゃ面白かった海外小説やけど、翻訳が読みやすくて助かるね・・・ ・このレクター博士が、踊る大捜査線の映画でオマージュされたあれ、らしいなるほどね・・・プロファイリングっていうのが世の中に出てきたんが、このくらいの年代っていうことなんか確かに、かなり見た目から寄せとらんか？誰が見ても分かるパロディって、いいのか？ って思うけど、成立しとるんやね ・ただ、映画見たときの記憶で、俺はそこまでレクター博士がスーパーマンとは思っとらんかったというのも、バッファロービルという犯人のことを、レ…

感想を書き留めないと落ち着かない作品に、また出会ってしまった。生まれる国や社会情勢が違えば人生はこんなにも違うのだぞ、と強烈なパンチをくらった一冊だ。 わたしは異国で死ぬ [ カラーニ・ピックハート ]価格: 2640 円楽天で詳細を見る 読み進めるうちに、だんだん胸が苦しくなった。登場するのは架空の人物だが、ストーリーはウクライナの史実に基づいており、かの地で起きたあらゆる出来事は、あまりにも日本の日常とかけはなれていた。ユーロマイダン革命、クリミア併合、オレンジ革命、チェルノブイリ原発事故。それらを生き延びてきたひとたちの話。 「ウクライナ人はウクライナのためにウクライナ人と闘う」 「ウク…