「哀れなるものたち」(原題:Poor Things, 2023)を朝一で見る。さいたま新都心のシネコン「MOVIXさいたま」。一言でいえば「フランケンシュタイン」の女性版。倫理を超越した科学的医学的実験で生まれた「無垢(イノセンス)」な女性の自分探しのロードムービー。壮大なファンタジー・ブラックコメディでもある。 ただ、嘔吐があったり、下品な言葉が多かったり「バビロン」並みで、エマ・ストーンのヘアヌードやアダルト映画並みの描写もありR-18指定。よく言われるような観客を選ぶ映画と言えそう(※劇場公開初日も、中盤で席を立って出て行った人もいた)。 これまで様々な賞レースを勝ち抜き、いよいよ決勝戦…