ここ数年は飲食店における禁煙・分煙が当たり前になった。 だが、ほんの7年ほど前にはまだ「タバコを吸って何が悪い!」と主張する喫煙者は少なからずいた。 とはいえ、喫煙者で現職の国会議員が、なんとガン患者に向かって罵声を浴びせようとは…。 コトの起こりは2018年6月15日の衆院厚労委員会。 受動喫煙対策を強化する健康増進法改正案の審議中、参考人である日本肺がん患者連絡会理事長の長谷川一男氏(当時、ガンのステージ4だった)が、屋外の喫煙場所の在り方について意見を述べると、会場内から「いいかげんにしろ!」というヤジが飛んだのである。 当初はそれが誰の言葉なのか、わからなかった。 しかし、周囲にいた議…