Lewis Gilbert 監督、プロデューサー、脚本家、俳優
子役としてキャリアを始め、第二次世界大戦中はイギリス空軍に従軍し、ドキュメンタリ映画を製作した。戦後に監督、プロデューサー、脚本家に転身。代表作は『アルフィー』、3本の007映画、『フレンズ/ポールとミシェル』等。幅広いジャンルの作品を発表した。
レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「アルフィー」(1966)です。 アルフィー(マイケル・ケイン)は、ロンドン、コックニーで運転手で生計を立てている。既婚、独身女性問わず来る者は構わず、明るく楽しい人生を楽しんでいる。彼は女心を擽る天才で、例えば健康診断で肺に怪しげな影があったとしても診療所の看護婦と仲良くなり一線を越えてしまう有様。ある時、高速エリアでアニーと言う若い女性取り合い、同棲を始めるのだが… 私にとってマイケル・ケインはクールな色男というイメージですが、例えば「国際諜報局」「狙撃者」ですが、こういう一面もあったのですね。いや、こちら側が…
引用元:amazon.co.jp 何と言っても主演のマイケル・ケインが若い! 「探偵スルース」よりも6年前だから、当然と言えば当然ながら、個人的には違和感があるくらい(大変失礼) とはいえ、当時33歳という割にはどこかくたびれた感じがあり、まさにその辺りの緩さが独特の色気なのだろうか、彼の魅力であり個性になっている気がする 日曜日に出掛ける時もスーツにネクタイ、というかカジュアルな服装が一切無いのも(時代でもあるのかもしれない)いかにも「紳士」という枠 ロンドンで気ままな一人暮らしをしている色男のアルフィー(マイケル・ケイン) モテるのを良いことに、とにかく手当たり次第に女性を口説くものの、彼…
舞浜のシネマイクスピアリで「007は二度死ぬ」(4Kレストア版)を見てきました。あらすじは、アメリカとソ連が打ち上げた有人人工衛星が、立て続けに謎の宇宙船に遭遇し行方が分からなくなります。米ソは互いに相手の仕業と主張し、冷戦の緊張が一気に高まる。そんな中、英国は謎の宇宙船が日本に着陸したという情報を掴み、ジェームズ・ボンドを日本に派遣する・・そんな話です。この映画は007シリーズの番外編とでも言うべき、前作までのサスペンス路線とは一線を画した、かなり漫画的な作品です。例えば、冒頭、ボンドは銃撃を受けて死亡します。しかしそれは「日本でボンドを自由に行動させるため」の英国政府による偽装でした。そう…
「007 ロシアより愛をこめて」に続けて、同じ映画館で「007 私を愛したスパイ」(4Kレストア版)を見てきました。うーん・・。正直に言えば「クソつまらない」と思いました。あらすじは、人類が陸上で築いた文明に失望した大富豪が、新たに海底文明を興すべく、N.Y.とモスクワを核ミサイルで滅亡させようとする。その企みを妨ぐため、本来は敵同士である英国諜報部員のジェームズ・ボンドとソ連の女スパイ、アニヤが共同戦線を張る。数々の苦難に共に立ち向かううちに、アニヤはボンドを愛するようになる・・。ボンドもアニヤも敵の大富豪も、みんな隙だらけ。ストーリーが大雑把で緊張感もリアリティもまるでありません。マンガの…
原題の「MOONRAKER」とは (水面に写った)月(ムーン)を熊手(レイカー)で掻き集めようとする人 実際は手に入らないものを手にしようとする人の意味で (アホがやりそうなことを示す)イギリスの古典的隠語ということ 「スター・ウォーズ」(1977)「未知との遭遇」(1978)が大ヒット 同年には「エイリアン」の公開(この3本が特殊撮影技術の基礎を作った) そこでSFX時代の幕開けに便乗し「ユア・アイズ・オンリー」を制作するはずが 急遽大スペクタクルSF映画を作ることに方向転換 そのポリシーのなさが作品のなかでも存分に発揮されています しかもビームの銃でピュンピュン撃ち合いしたりSWを堂々とパ…
シリーズ第10作目 原題も「THE SPY WHO LOVED ME」 サー・ロジャーボンドで最も人気評価が高い作品で 特にオープニングの掴みは最高 核ミサイルを搭載したイギリスの原子力潜水艦「レンジャー」と 同じくソ連の原子力潜水艦「ポチョムキン」が相次いで消息を絶ちます KGBのトップが調査のため凄腕エージェント「トリプルX」に電話すると 電話に出た男は「仕事」でオーストリアに行くと ベットを共にしていた女に伝え、次に男から女が電話を受けとる アンタが「トリプルX」だったんかい(笑) 一方、英国では国防大臣がMに潜水艦の捜索を命じ Mはボンドを呼び出すことにします オーストリアの山小屋で女…
シリーズ第5作目 原題の「YOU ONLY LIVE TWICE」(人は二度しか生きることがない)は 松尾芭蕉の英文俳句からの引用 脚本はフレミングの友人で童話作家のロアルド・ダール カメラは3度のアカデミー賞を受賞したフレディ・ヤング が、シリーズの中では1、2を競うばかばかしさ(笑) 公安の特殊部隊が忍者とか(笑) ボンドを日本人漁師に変装させるとか ムチャクチャもいいところ、まるでギャグ漫画 かといって作品が崩壊しているわけではなく これぞウェル・カム・トゥJAPAN!!(笑) ボンドが観光親善大使にさえ見えます 監督のルイス・ギルバートは親日家ということで 日本のサブカルチャーに思い入…
ステッピング・アウト(字幕スーパー版) [VHS] 発売日: 1992/10/23 メディア: VHS ライザ・ミネリの誕生日にtwitterで「ステッピング・アウト」をすすめておられる方がいらして観てみた。田舎町のタップ教室講師をしているライザ・ミネリの姿がとても健気で、女性の恋愛とキャリア問題もうまく描かれていて入り込めた。 物語が進むにつれじわじわと教室に来ている人の人生がみえてくる。まるで自分もその教室の一員になったみたいに、自分の心に寄り添ってくる、「Shall we ダンス?」の御先祖のような映画。人と人が一堂に会することによって生じる共同社会の縮図みたいなものがあたたかいタッチで…
映画「007は二度死ぬ」をテレビで観たので、レビューします! 【007は二度死ぬ - Wikipedia】 007は二度死ぬ You Only Live Twice 監督 ルイス・ギルバート 脚本 ロアルド・ダール 原作 イアン・フレミング 製作 ハリー・サルツマンアルバート・R・ブロッコリ 出演者 ショーン・コネリー丹波哲郎若林映子浜美枝ドナルド・プレザンスバーナード・リー 音楽 ジョン・バリー 主題歌 ナンシー・シナトラ「You Only Live Twice」 撮影 フレディ・ヤング 編集 ピーター・ハント 配給 ユナイテッド・アーティスツ 公開 1967年6月12日 1967年6月13…