Lewis Gilbert 監督、プロデューサー、脚本家、俳優
子役としてキャリアを始め、第二次世界大戦中はイギリス空軍に従軍し、ドキュメンタリ映画を製作した。戦後に監督、プロデューサー、脚本家に転身。代表作は『アルフィー』、3本の007映画、『フレンズ/ポールとミシェル』等。幅広いジャンルの作品を発表した。
引用元:amazon.co.jp 何と言っても主演のマイケル・ケインが若い! 「探偵スルース」よりも6年前だから、当然と言えば当然ながら、個人的には違和感があるくらい(大変失礼) とはいえ、当時33歳という割にはどこかくたびれた感じがあり、まさにその辺りの緩さが独特の色気なのだろうか、彼の魅力であり個性になっている気がする 日曜日に出掛ける時もスーツにネクタイ、というかカジュアルな服装が一切無いのも(時代でもあるのかもしれない)いかにも「紳士」という枠 ロンドンで気ままな一人暮らしをしている色男のアルフィー(マイケル・ケイン) モテるのを良いことに、とにかく手当たり次第に女性を口説くものの、彼…
舞浜のシネマイクスピアリで「007は二度死ぬ」(4Kレストア版)を見てきました。あらすじは、アメリカとソ連が打ち上げた有人人工衛星が、立て続けに謎の宇宙船に遭遇し行方が分からなくなります。米ソは互いに相手の仕業と主張し、冷戦の緊張が一気に高まる。そんな中、英国は謎の宇宙船が日本に着陸したという情報を掴み、ジェームズ・ボンドを日本に派遣する・・そんな話です。この映画は007シリーズの番外編とでも言うべき、前作までのサスペンス路線とは一線を画した、かなり漫画的な作品です。例えば、冒頭、ボンドは銃撃を受けて死亡します。しかしそれは「日本でボンドを自由に行動させるため」の英国政府による偽装でした。そう…
「007 ロシアより愛をこめて」に続けて、同じ映画館で「007 私を愛したスパイ」(4Kレストア版)を見てきました。うーん・・。正直に言えば「クソつまらない」と思いました。あらすじは、人類が陸上で築いた文明に失望した大富豪が、新たに海底文明を興すべく、N.Y.とモスクワを核ミサイルで滅亡させようとする。その企みを妨ぐため、本来は敵同士である英国諜報部員のジェームズ・ボンドとソ連の女スパイ、アニヤが共同戦線を張る。数々の苦難に共に立ち向かううちに、アニヤはボンドを愛するようになる・・。ボンドもアニヤも敵の大富豪も、みんな隙だらけ。ストーリーが大雑把で緊張感もリアリティもまるでありません。マンガの…
原題の「MOONRAKER」とは (水面に写った)月(ムーン)を熊手(レイカー)で掻き集めようとする人 実際は手に入らないものを手にしようとする人の意味で (アホがやりそうなことを示す)イギリスの古典的隠語ということ 「スター・ウォーズ」(1977)「未知との遭遇」(1978)が大ヒット 同年には「エイリアン」の公開(この3本が特殊撮影技術の基礎を作った) そこでSFX時代の幕開けに便乗し「ユア・アイズ・オンリー」を制作するはずが 急遽大スペクタクルSF映画を作ることに方向転換 そのポリシーのなさが作品のなかでも存分に発揮されています しかもビームの銃でピュンピュン撃ち合いしたりSWを堂々とパ…
シリーズ第10作目 原題も「THE SPY WHO LOVED ME」 サー・ロジャーボンドで最も人気評価が高い作品で 特にオープニングの掴みは最高 核ミサイルを搭載したイギリスの原子力潜水艦「レンジャー」と 同じくソ連の原子力潜水艦「ポチョムキン」が相次いで消息を絶ちます KGBのトップが調査のため凄腕エージェント「トリプルX」に電話すると 電話に出た男は「仕事」でオーストリアに行くと ベットを共にしていた女に伝え、次に男から女が電話を受けとる アンタが「トリプルX」だったんかい(笑) 一方、英国では国防大臣がMに潜水艦の捜索を命じ Mはボンドを呼び出すことにします オーストリアの山小屋で女…
シリーズ第5作目 原題の「YOU ONLY LIVE TWICE」(人は二度しか生きることがない)は 松尾芭蕉の英文俳句からの引用 脚本はフレミングの友人で童話作家のロアルド・ダール カメラは3度のアカデミー賞を受賞したフレディ・ヤング が、シリーズの中では1、2を競うばかばかしさ(笑) 公安の特殊部隊が忍者とか(笑) ボンドを日本人漁師に変装させるとか ムチャクチャもいいところ、まるでギャグ漫画 かといって作品が崩壊しているわけではなく これぞウェル・カム・トゥJAPAN!!(笑) ボンドが観光親善大使にさえ見えます 監督のルイス・ギルバートは親日家ということで 日本のサブカルチャーに思い入…
ステッピング・アウト(字幕スーパー版) [VHS] 発売日: 1992/10/23 メディア: VHS ライザ・ミネリの誕生日にtwitterで「ステッピング・アウト」をすすめておられる方がいらして観てみた。田舎町のタップ教室講師をしているライザ・ミネリの姿がとても健気で、女性の恋愛とキャリア問題もうまく描かれていて入り込めた。 物語が進むにつれじわじわと教室に来ている人の人生がみえてくる。まるで自分もその教室の一員になったみたいに、自分の心に寄り添ってくる、「Shall we ダンス?」の御先祖のような映画。人と人が一堂に会することによって生じる共同社会の縮図みたいなものがあたたかいタッチで…
映画「007は二度死ぬ」をテレビで観たので、レビューします! 【007は二度死ぬ - Wikipedia】 007は二度死ぬ You Only Live Twice 監督 ルイス・ギルバート 脚本 ロアルド・ダール 原作 イアン・フレミング 製作 ハリー・サルツマンアルバート・R・ブロッコリ 出演者 ショーン・コネリー丹波哲郎若林映子浜美枝ドナルド・プレザンスバーナード・リー 音楽 ジョン・バリー 主題歌 ナンシー・シナトラ「You Only Live Twice」 撮影 フレディ・ヤング 編集 ピーター・ハント 配給 ユナイテッド・アーティスツ 公開 1967年6月12日 1967年6月13…
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007 You only live twice ルイス・ギルバート監督作の『007は二度死ぬ』を観ました。 アメリカの宇宙船が宇宙にて謎のロケットにより撃墜され米英ソによる緊急会談が開催、アメリカはソ連の攻撃だと非難する中でイギリスは宇宙船を撃墜したロケットが日本周辺へ着陸したことを察知しておりジェームズ・ボンドが日本にて謎のロケットを調査するというストーリーです。 ダニエル・クレイグ版の007は真面目にスパイをやっていますが、今作はジェームズ・ボンドが公安トップのタイガー田中から浴場で女性4人に体を洗ってもらえる謎の接待を受けたり、姫路城で忍者の訓練に邁進したりします。 この無茶苦茶具合は脚…
デスデンテ 「どこにいる、姿を表わせ」 ? 「もしも姿を表せばお前は俺を殺すだろう」 デスデンテ 「そうとは限らん、そのまま連行することも出来る」 ? 「五代ヒットマンとはいえ元はヒットマンだからな、信用出来ない」 ロベルト 「あんたは、門の、、どうしてここに、う!」 デスデンテ 「これでは手出しできんか」 通話機がなる デスデンテ向こう側 ? 「裏のことはもういい、お前はそのひとじちを鉄の国まで送った後に帰還しろ」 デスデンテ 「了解した」 その頃 ルイス 「なあまだつかないのか、眠くなってきたよ俺」 マルク 「あと少しだ」 ルイス 「本当か!?」 マルク 「あと少しで問題の場所に辿りつく」…
今場所(令和6年夏場所)から、大関琴ノ若が祖父の琴櫻のしこ名を名乗り、話題になっていますが、祖父の琴櫻の相撲は映画に残されています。それは『007は二度死ぬ』(1967年/監督:ルイス・ギルバート)。 このブログの記事でも、日本に来たジェームズ・ボンドが相撲を見ると触れていますが、そのとき土俵上で戦っているのが琴櫻。対戦相手は富士錦。ロケが行われたのは当時の蔵前国技館での1966年の九月場所でしょう。大鵬・柏戸に佐田の山が横綱を張っていたこの時、琴櫻の番付は西の関脇。注目したいのはその戦いぶりです。昭和の頃の真っ向勝負の力相撲。いまの相撲との違いに目を見張ります。残念ながらこの場所、琴櫻は負け…
●代表作 ●小説「リメイク」で登場・言及された映画246本 ・101本目 ・201本目 「コンチネンタル(ガイ・ディボーシー)」より ●代表作 小説「ドゥームズデイ・ブック」、 「犬は勘定に入れません- あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎」等 小説家として活躍する女性コニー・ウィリスが影響を受けた・好きな映画。 ●小説「リメイク」で登場・言及された映画246本 ※1994年。日本では1999年に大森望の訳で刊行 | ワーキング・ガール マイク・ニコルズ…メラニー・グリフィス。セリフ。ロマンティック・コメディ、秘書 バズビー・バークレー(バスビー・バークレイ/バスビー・…
スパイ映画シリーズの草分けとも言える007シリーズ。当ブログでも、本シリーズ作品のレビュー記事(解説&感想)を多数アップしてきました。 そこで、今回は007シリーズの映画のレビューをまとめたいと思います(本ページではネタバレなしで記載します。ネタバレありの解説&感想はリンク先の個別記事をご覧ください)。 007シリーズについて 作品レビュー (1) 007/ドクター・ノオ(1962) (2) 007/ロシアより愛をこめて(1963) (3) 007/ゴールドフィンガー(1964) (4) 007/サンダーボール作戦(1965) (5) 007は二度死ぬ(1967) (6) 女王陛下の007(1…
「007は二度死ぬ」の評価 テレンス・ヤング監督『007ドクター・ノオ』は低予算映画にもかかわらず、スタイリッシュでテンポの良い演出と、主演ショーン・コネリーの優雅でセクシーなスパイヒーローの役が評判を呼びヒット作となった。こうして007映画はシリーズ化され、新作のたびにスケールアップしてゆく。 日本を舞台としたシリーズ5作目、ルイス・ギルバート監督『007は二度死ぬ』(1967年)は、脚本家が1作目から担当しているリチャード・メイバウムに代わりロアルド・ダールが書いている。ちなみにロアルド・ダールは児童書『チャーリーとチョコレート工場』などを書いたファンタジー系の作家だ。 話のスケールを広げ…
image source@Unsplash photo by Krists Luhaers ただひたすら好きな映画音楽をあげていくだけの記事。1970年代編です。※記事内の映像商品画像および音楽商品に関するテキスト情報(青色テキスト部分)のリンク先は、特に個別の記載がない限り、すべてAmazon内のページになります。 Le Passager de la Pluie『雨の訪問者』1970 1970年公開のフランスのサスペンス映画「雨の訪問者(La Passager de la Pluie)」のテーマ曲。フランスのシンガー、セヴェリーヌが歌いました。フランシス・レイ作曲。 Listen on Yo…
『007』シリーズ11作目。 『007は二度死ぬ』(1967)、『007 私を愛したスパイ』(1977)で監督を務めたルイス・ギルバート監督による最後のシリーズ作です。 なんといっても注目なのが宇宙が舞台になるということ。(割と後半ですが) 『スター・ウォーズ』(1977)、『未知との遭遇』(1977)、『エイリアン』(1979)といった、宇宙をテーマにしたSF映画の時代に、007も便乗しているのが面白いですね。 "M"や"Q"、マネーペニーといったお馴染みのキャラの登場はもちろん、前作『007 私を愛したスパイ』で登場した悪役"ジョーズ"も再登場しているのには注目。 また、『007 ドクター…
どうも、たきじです。 今回は1979年公開の英米合作映画『007/ムーンレイカー』の解説&感想です。007シリーズとしては、前作『007/私を愛したスパイ』に続く第11作です。 ↓ 前作の解説&感想はこちら ↓ その他のシリーズ作品の解説&感想はこちらから(各作品へのリンクあり) 作品情報 解説&感想(ネタバレあり) 最後に 作品情報 007/ムーンレイカー posted with カエレバ 楽天市場で探す Amazonで探す Yahooショッピングで探す タイトル:007/ムーンレイカー 原題 :Moonraker 製作年 :1979年 製作国 :イギリス、フランス、アメリカ 監督 :ルイス…
『007』シリーズ10作目となる作品です。 監督はルイス・ギルバート。『007は二度死ぬ』以来2度目の監督作となります。 主演は変わらずロジャー・ムーア。 スキーアクションに肉弾戦、銃撃戦と様々なことをやっていますが、やはり彼のシリーズはどこかコミカルな展開が多めなのでトンでもアクションに注目です。 中でもカーアクションのぶっとび具合は凄まじいばかり。 「これはもうダメだな」と思ってもまさかの展開を見せてくれるので期待していいでしょう。 また、魅力的な悪党"ジョーズ"の活躍にも注目です。放送情報007/私を愛したスパイ【吹替】 BS141 BS日テレ 2024/1/18(木) 21:00-23…
どうも、たきじです。 今回は1977年公開の英米合作映画『007/私を愛したスパイ』の解説&感想です。007シリーズとしては、前作『007/黄金銃を持つ男』に続く第10作です。 ↓ 前作の解説&感想はこちら ↓ その他のシリーズ作品の解説&感想はこちらから(各作品へのリンクあり) 作品情報 解説&感想(ネタバレあり) 最後に 作品情報 007/私を愛したスパイ posted with カエレバ 楽天市場で探す Amazonで探す Yahooショッピングで探す タイトル:007/私を愛したスパイ 原題 :The Spy Who Loved Me 製作年 :1977年 製作国 :イギリス、アメリカ…