いわゆる名盤という評判を受けて、CDを買って聴いたものの、聴いてみたらイマイチだったというアルバムはいくつかある。その最大のものは、名盤中の名盤と言われるビーチ・ボーイズのペット・サウンズで、「いつか俺にも分かるかも」と定期的に聴いてみているが、今でもピンとこない。一方で、若い頃はいいと感じなかったが、歳を取ってから聴くと良いと感じるアルバムやアーティストもある。今、最もそれを感じるのがトム・ペティである。そもそも日本ではあまり人気もなく、知名度も低いが、アメリカでは大変な人気だという。2002年には、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズとして「ロックの殿堂」入りを果たしている。サード・アルバ…