1958年生まれ。ライター。郊外文化研究者。 一橋大学社会学部卒業。大学院進学を目指すが、失敗。パルコ入社後は、現代の宗教は消費である、だから消費の研究は宗教社会学と同じと気づき、マーケティング雑誌編集に邁進。31歳で転職。しかし30代はほぼ子育てに専念。仕事は適当にしていた。ただし青少年向けの職業情報体験施設の計画づくりには情熱を持って5年間従事。やはり若者というテーマが好きらしい。40歳で独立。消費社会を考えるシンクタンク「カルチャースタディーズ研究所」を主宰。
家庭と言えば夫婦とその子供から構成されている。いわば核家族と呼ばれているものがその中心である。少し前まではそんなイメージでした。 現在はそれが変わってしまっているようです。統計調査の結果では、すでに一人暮らし「おひとりさま」の世帯がはるかに多いようです。それが2035年では、夫婦と子供の世帯数が1153万世帯、一人暮らしの世帯数は1846万世帯になると予想されています。 「おひとりさま」は特別な状況ではなく、むしろ「おひとりさま」は主流の生き方のようですね。 一人暮らしとなる理由は未婚、死別、離別など様々ですが、今後、一人暮しをする人たちの数は比率的に増え続けるとのこと。 この本を読んで勉強に…
[見田宗介(=真木悠介)教授追悼特別番組]われわれ一人ひとりが翼を持てば自由を手放さずとも社会を変えることはできるマル激トーク・オン・ディマンド マル激トーク・オン・ディマンド (第1100回) www.youtube.com 今回のマル激は見田教授の追悼番組として、大澤真幸、宮台真司の見田教授の愛弟子二人が、見田氏の代表作である『気流の鳴る音』、ヒューマニズムの対象を人間のみならず動物にまで広げてみせた『自我の起原』、見田学の基本とも呼ぶべき『現代社会の存立構造』(以上いずれもペンネーム真木悠介として出版)、見田氏が愛してやまなかった『宮沢賢治』、永山則夫との交流に基づく『まなざしの地獄』な…
日本も中学卒業認定共通試験、同高校の試験もやらないかね。 triskel.blog.jp 最近、国会議員や首長、各種議員が、NEETの草狩り場になってしまって、まともな知識、知能のある人間が少なくなっている気がする。 どうせ、不要な大学共通試験のセンター作ったのだから、この際、全部やらせたら、文科相も天下り先が出来て嬉しいのでないか。 で、選挙に出る人は点数を公開する。インチキできないよう、センターがWebに出す。こうすれば、とんでもない候補者は減ると思うが、どうかな。 一読に値する本。 下流社会 新たな階層集団の出現 (光文社新書) 新書 – 2005/9/20 三浦 展 (著) 「下流」と…
100万円で家を買い 週3日働く 三浦展 光文社新書 2018/10/30 たまたま家に置いてあった本をチラリと読んだらそこそこ面白いので記録することにした。先に本音を言うと、この本の全てが面白いとかためになるという類のものではない。ビジネス書的なものは所詮作者の自慢話だ。そして同じことを何度も繰り返してページを増やしている。世の中で本当に必要な本などそれほど多くはない。 日本の住宅事情の在り方が大きく変化を求められているような気がする。そのことを考える一助にはなる。一助にはなるが、実行するかどうかは別だ。何度もいうようだが、賛同できるところとできないところがあって、特に自慢げな表現が時々でて…
ニッポン若者論 よさこい、キャバクラ、地元志向 (ちくま文庫) 作者:三浦 展 筑摩書房 Amazon このブログでもたびたび紹介している三浦展さんの本、オモシロイんだよねー!切り口と分析が鋭いっ!またこの本も、興味深いよー!♪ 「地元が好きで、よさこいを踊り、スピリチュアルを信じる「ジェネレーションZ」世代。バブルのさなかに生まれ、小学校入学時にはバブルが崩壊、その後の「失われた10年」とともに青春期を過ごした彼らの生態は、これまでの「戦後」の常識では捉えることができない。人気職業ベストテンにキャバクラ嬢がランクインしたことでマスコミを騒がせた話題の書『日本溶解論』を全面改訂。大幅に加筆し、…
ドラマ『古畑任三郎』を初めて観たときのような衝撃的なおもしろさでした。上野千鶴子さんの古畑任三郎っぷりがとにかく素晴らしく、まさかと思う流れから超大物が口を割る。 上野警部は最終話でこんなことを言い出します。 これからでも遅くないから、自作自演で『辻井喬 V.S. 堤清二 対談集』など、お書きになってはいかがですか。 おもしろすぎでしょう。 最終話では2008年の状況について、こんな会話が展開されています。 上野:「愛国心は卑怯者の最後の隠れ家」という言葉もありますが、たいへん危険な政治家が歴史も知らずに「戦後レジームの改革」などと言い出したあげく、再起不能な形で失脚してくれたことはたいへん嬉…
・今週もありがとうございます 本日は日曜日。 日曜日の当ブログ。 私の応援スポンサーさん。 6人の方の活動記録を紹介します。 その前に私からの告知です。 今回はメインが応援スポンサーさん活動記録。 手短に済ませて後日、再度の告知します。 【【仕事依頼用】 応援スポンサー×単発案件などについて】 www.glitter2014ift.com これは元々の告知でも言いました。 10人を目処にしようと思っています。 残り4名様の新規枠はございます。 一連の流れを見て応援スポンサーが気になる。 私の理念に共感して一緒に楽しみたい人。 ご応募を心からお待ちしています。 ツイートも含めてまた告知します。 …
三浦展さんが言っている、常盤台、軍人がいなかった住宅地、川本三郎さんが言っている、六甲山麓阪急沿線、女性と子どもたちが作った住宅地。軍人や男たちが街をだめにする。 2013年2月1日 常盤台に行ってきた。以前読んだ越沢明さんの「東京都市計画物語」以来ずっと気にかかっていた。越沢さんが「田園調布、成城学園、常盤台を超える高級住宅街は今日、首都圏を見渡してもなかなか存在しない、この中で都市設計、都市デザインの観点から見て最も美しく、優美にデザインされた住宅地は常盤台である」と書いていたからだ。今日ようやく訪ねることが出来た。手には三浦展さんの新著「東京高級住宅街探訪ーよき住まいとは、いかなるものか…
三浦展によるゼロ年代の社会評論本 2005年刊行。筆者の三浦展(みうらあつし)は1958年生まれのマーケッター、評論家。最初の著作は1992年に出た『「豊かな社会」のゆくえ アメリカ・ウエイ ジャパニーズ・ウエイ』。 名前が売れ始めたのは代表作である、2004年の『ファスト風土化する日本』、2005年の『下流社会』あたりからだろうか。ゼロ年代あたりから始まった格差社会モノの論客の一人である。 おススメ度、この本を読んで得られること おすすめ度:★★★(最大★5つ) 2000年代の女性のライフスタイルの変化について知ることが出来る 階層化していく日本社会の兆しを女性のファッションの変化から読み取…
2022年1月17日(月) ソシエッタです。 オミクロン株の感染拡大が止まらなくなってきました。人流があれば感染は広がります。私たちは再び活動レベルを下げ、閉じこもらなくてはならないのでしょうか。 昨年10月、日本出身である眞鍋淑郎氏がノーベル物理学賞を受賞することが決まりました。日本からノーベル賞は出なくなると言われる中での受賞でした。でも、これからは本当に出なくなるかもしれません。今、先進国に「知能低下社会」が到来しています。日本も例外ではありません。 ここでいう「知能」は、最も重要な認知能力であり、様々な能力に通じる「一般知能」です。反論に「フリン効果」を挙げる人もいるでしょう。これは、…
シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録 (文春e-book)作者:井川 直子文藝春秋Amazon著者の人は食をめぐっていろいろ書いて『dancyu』『食楽』とかで連載もしてるライターの人。で、コロナ禍がはじまった2020年の4月に、これはとにかく取材をしなければと、おもに東京のシェフたちに、1日1人を目標に、緊急インタビューをして、noteでどんどん発表していった、それをとりあえず5月まで、34人のインタビューが現場記録として残り、それに、10月時点での追加インタビューを加えて書籍化し、2021年5月に出たもの。 コロナの緊急事態宣言下で、しかも日々刻々と状況が変わるなかで、それぞ…
すっかり記事を書き忘れて1週間近く。今更ながら大会の振り返りを。今回はYoutubeで配信されていたのでそれを利用してきちんと復習。 元々この日は知り合いの人と食事に行く予定だったものの、急遽知り合い側で都合が悪くなりあべのの大会に出られることに。ただしやる気はあまりなかったため家を出たのが11時過ぎ。キューズモールあべののフードコートで適当に昼ごはんを食べて1時過ぎにジーパラへ。まあ1,2回戦勝てれば上等かなーと思いエントリー。 参加者は26人(!)、それから16→8→4と絞り決勝。 ルールは兎賢杯ルール(1回戦で1ジャンル封鎖、2回戦で2ジャンル封鎖…と進出するたびに封鎖されるジャンルが増…
最近モノが売れなくなった、景気のせいだとお嘆きの貴兄、どうもモノが売れない理由は景気のせいだけではなさそうです。 三浦展さんの著書「シンプル族の反乱」によると、最近「シンプル族」と呼ばれる新しい消費者が増えていて、シンプルなモノでないと売れないんだとか。 今日は、その注目の「シンプル族」について、三浦氏の「シンプル族の反乱」より、その特徴をご紹介します。 ☆勝間和代さんも大注目!「シンプル族」って何だ?【シンプル族の行動原理】1、物をあまり消費しない。ためない。 借りたもの、もらったもの、拾ったもので済ませることも多い。 不要なものを買うことに罪悪感がある。使わないものをため込むことはかえって…
毎週日曜日は、この一週間に書評に取り上げられた本を紹介しています。今が旬の逸品といえるおすすめ品です。書評の内容については各誌をご覧ください。 今週の書評本(◆掲載された媒体→タイトル・著者・出版社・税込価格) ◆週刊朝日「週刊図書館」: 11/5 号 6 冊 わたしのいないテーブルで デフ・ヴォイス 丸山正樹 東京創元社 1,760花街の引力 東京の三業地 赤線跡を歩く 三浦展 清談社Publico 2,200私のいない部屋 レベッカ・ソルニット 左右社 2,640一人飲みで生きていく 稲垣えみ子 朝日出版社 1,694陰陽師の解剖図鑑 川合章子,ほしのちなみ エクスナレッジ 1,760マジ…