1958年生まれ。ライター。郊外文化研究者。 一橋大学社会学部卒業。大学院進学を目指すが、失敗。パルコ入社後は、現代の宗教は消費である、だから消費の研究は宗教社会学と同じと気づき、マーケティング雑誌編集に邁進。31歳で転職。しかし30代はほぼ子育てに専念。仕事は適当にしていた。ただし青少年向けの職業情報体験施設の計画づくりには情熱を持って5年間従事。やはり若者というテーマが好きらしい。40歳で独立。消費社会を考えるシンクタンク「カルチャースタディーズ研究所」を主宰。
ボロい東京:三浦展著のレビューです。 ☞読書ポイント 感想 三浦展プロフィール 合わせておすすめ ☞読書ポイント 町中でたまに見る風景。こうして写真で見ると色々な発見や昔あったものなどと出会えたりする。当時のことを思い浮かべながら1枚の写真から想像を巡そう。 ボロい東京 (光文社新書 1289) 感想 面白いタイトルですよね。最初はなんのことかわからなかったのですが、表紙を見ると「あぁ、たまにこういう家とか建物ってあるよなぁ」と。そう、どんどん開発は進んだ東京にも、ポツンとそこだけ時が止まったような場所って確かにある。 たまたま通りかった時にこのような場所を見かけても、次に通った時には見違えっ…
生活満足度が上昇しているのに若者の自殺が増加する矛盾 三浦展氏の『大下流国家 「オワコン日本」の現在地』(光文社、2021年)を読んでいた。著者は世代や消費社会などの研究を踏まえて時代を予測し、新しい社会デザインを提案している評論家である。三浦氏は日経新聞が2021年3月3日に投稿した北川和徳氏のコラム『森氏の失言と日本の停滞』の中で、国際体操連盟の渡辺守成会長がアフリカのある国でソニー(SONY)の携帯電話を使っていたら、子供たちがロゴを見て「ソノイは中国のメーカーか韓国のメーカーか」と尋ねてきた話を紹介して「どうやら日本がオワコン(終わったコンテンツ)化しつつある」と述べている。 本書の中…
読んだ本 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 久しぶりに良書だと思える本に出会えた。 個人的に良書というのは以下の条件を満たすものである。 ・読んでいて面白いと思わせるものがある ・新しい発見がある ・難し過ぎず、易しすぎない ・途中のページから読んでも理解できるような構成 など この条件を本書は完璧に満たしている。 本書は書評に半分ほどのページが割かれていて、残りは現代社会についてインタビュー形式で語られていく構成となっている。 また、…
家庭と言えば夫婦とその子供から構成されている。いわば核家族と呼ばれているものがその中心である。少し前まではそんなイメージでした。 現在はそれが変わってしまっているようです。統計調査の結果では、すでに一人暮らし「おひとりさま」の世帯がはるかに多いようです。それが2035年では、夫婦と子供の世帯数が1153万世帯、一人暮らしの世帯数は1846万世帯になると予想されています。 「おひとりさま」は特別な状況ではなく、むしろ「おひとりさま」は主流の生き方のようですね。 一人暮らしとなる理由は未婚、死別、離別など様々ですが、今後、一人暮しをする人たちの数は比率的に増え続けるとのこと。 この本を読んで勉強に…