日本経済の中枢、東京・大手町、丸の内、有楽町エリア。この街の超高層ビル群で日々交わされる膨大なデジタル情報を、足元で静かに支える企業があります。普段はあまり意識されることのない、都市のデジタル・インフラストラクチャー。その重要性は、ビジネスがオンラインへ移行するほどに高まっています。 今回は、不動産の雄「三菱地所」と総合商社「丸紅」が設立した、まさに「まちのITインフラ」の担い手、「丸の内ダイレクトアクセス株式会社」の決算を読み解き、その独自のビジネスモデルや戦略をみていきます。 【決算ハイライト(第25期)】資産合計: 3,359百万円 (約33.6億円)負債合計: 623百万円 (約6.2…