三隅研次

女系家族 [DVD] 若尾文子 Amazon 14のときに丁稚に出て泣きの涙の60年。 先日読んだ時から藤代は京マチ子で脳内再現されてたので、イメージどおり。着物の着こなしが本当に素敵。 若尾文子はベストオブ愛人だなぁ。 太ももパタン！ひどー！！ 千寿夫妻は印象薄いけど、原作でもそんな感じ。 雛子は洋装のファッションが可愛い。皇族みたい。 若師匠はイメージと違う。。あれじゃ踊りの師匠じゃなくてただのヤクザじゃん。 ラストは原作よりみんなしおらしくなってたなぁ。

先月、新文芸坐の《若山富三郎主演 「子連れ狼」 壮絶！一挙上映》という企画で、映画『冥府魔道』（1973年、監督：三隅研次）を鑑賞。原作は小池一夫原作・小島剛夕画の時代劇劇画。全6作つくられた若山富三郎主演、「子連れ狼」シリーズ第5作。子連れ狼 冥府魔道 <東宝DVD名作セレクション>若山富三郎Amazon筑前黒田藩には世継ぎが女児であるという重大な秘密を抱えていた。拝一刀（若山富三郎）は、黒田藩からその秘密を暴く密書を携えた高僧（大滝秀治）を討ち、密書を奪うことを依頼される。その高僧の護衛には宿敵・柳生烈堂（大木実）の一門があたっていた。黒田藩のお家騒動を背景に一刀と烈堂との戦いが繰り広げら…

少し前になるが新文芸坐の《若山富三郎主演 「子連れ狼」 壮絶！一挙上映》という企画で、映画『三途の川の乳母車』（1972年、監督：三隅研次）を鑑賞。原作は小池一夫原作・小島剛夕画の時代劇劇画。全6作つくられた若山富三郎主演、「子連れ狼」シリーズ第2作。子連れ狼 三途の川の乳母車 <東宝DVD名作セレクション>若山富三郎Amazon柳生との確執の末、刺客道を歩む拝一刀（若山富三郎）とその子・大五郎（富川晶宏）は旅を続ける。そこに明石柳生の女当主・鞘香（松尾嘉代）は、女武芸者である別式女たちを送り込り、一刀親子の命を狙う。辛くも別式女たちを全滅させた一刀は、阿波藩より刺客依頼を受ける。阿波藩名産の…

少し前になるが新文芸坐の《若山富三郎主演 「子連れ狼」 壮絶！一挙上映》という企画で、映画『子を貸し腕貸しつかまつる』（1972年、監督：三隅研次）を鑑賞。原作は小池一夫原作・小島剛夕画の時代劇劇画。全6作つくられた若山富三郎主演、「子連れ狼」シリーズ第1作。子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる <東宝DVD名作セレクション>若山富三郎Amazon公儀介錯人の要職を奪わんとする裏柳生一門の長・柳生烈堂（伊藤雄之助）の陰謀により、妻と一党を惨殺され、さらには公儀反逆の汚名を着せられた拝一刀（若山富三郎）は、柳生一族への復讐を誓う。一刀は、一子・大五郎（富川昌宏）とともに、一殺・金五百両の雇われ刺客…

★★★★☆ あらすじ 自分と間違えて殺されてしまった女が抱いていた赤ん坊を、父親のもとに届けることになった座頭市。シリーズ第８作。読みは「ざとういちけっしょうたび」 感想 冒頭の足元だけを映したシーンから引き寄せられる。路面を杖や足で探り、小石や馬糞を避けながら歩いていく。それだけで座頭市のキャラクターが説明できているようにすら感じてしまう。 シリーズも八作目ともなると、座頭市が戦う相手との因縁などの描写はなく、もう当然のように恨みを抱かれ、理由はわからないが彼を付け狙っているという構図。そんな恨みを抱かれてしまうようなヤクザな一匹狼の座頭市が、赤ん坊と旅をすることになるというのが今回の見所。…

東京国立近代美術館フィルムセンターの《アンコール特集：2015年度上映作品より》で映画『女系家族』(1963年)を鑑賞。三隅研次監督の特集企画からのアンコール上映。三隅監督は時代劇で知られるが、このような文芸作品でも手腕を振るっていたことを再発見した。女系家族 [DVD]若尾文子Amazonこの作品は山崎豊子の同名小説を豪華キャスティングで映像化した大映映画。大阪・船場の老舗木綿問屋「矢島商店」は、代々家付き娘が婿養子をとる女系の家柄。当主の矢島嘉蔵が死去し、身重の愛人・浜田文乃（若尾文子）と嘉蔵の娘である三姉妹（京マチ子、鳳八千代、高田美和）、さらに三姉妹の叔母芳子（浪花千栄子）や大番頭宇市…

1960年代前後（1950年代から1970年代）の昔の邦画を――「東映シアターオンライン」「東映時代劇YouTube」で東映、「新東宝【公式】チャンネル」で新東宝、「Rチャンネル」で日活、――などで視聴してるんすが、東映ヤクザ映画や東映ポルノ映画（ピンキー・バイオレンスなど）や日活無国籍アクション映画や日活青春映画など同じパターンの作品が多くて、食傷気味というか厭きてくるんで、気分転換に大映のまだ観たことがなかった三隅研次監督の『処女が見た』を私が観た……やっぱ私には大映の映画が肌に合うかな。新東宝の映画はあまり好きじゃないんすが、監督が田中重雄なので興味を惹き『女豹の地図』ってのをなんとなく…

Wrath of Daimajin/1966/JP ガメラと並ぶ大映特撮の看板『大魔神』シリーズは、重厚な絵作りや精緻なセットなどスタジオ時代劇の技が高い次元で達成され、一線を画す。3作全てが、1966年に制作されているが、後にも先にも再現しえなかった。1作目を安田公義、2作目を三隅研次、3作目を森一生と、いずれも大映を代表する職人監督が担当した。『大魔神逆襲』は、興行的には奮わず、結果としてこの奇跡のようなシリーズを締めくくることになった。安田や三隅と比べると、森の演出は地味だが、重厚長大な大魔神という題材には、実は一番なじんでいたようにおもう。本作は森の希望により、子どもたちの物語にフォー…

ハッシュタグ「#好きな映画監督ベスト１０をあげろ」を集計しました。有効投票1142名が選んだ最高の映画監督は…クエンティン・タランティーノでした！ 映画監督ベスト150 順位 名前 投票人数 1 位 クエンティン・タランティーノ 232 2 位 クリストファー・ノーラン 224 3 位 スティーヴン・スピルバーグ 223 4 位 リドリー・スコット 163 5 位 北野武 155 6 位 スタンリー・キューブリック 152 7 位 黒澤明 139 8 位 デヴィッド・フィンチャー 135 9 位 クリント・イーストウッド 127 10 位 ジョン・カーペンター 125 11 位 マーティン・ス…

夏なんで納涼に、邦画の古典で怪談・ホラーもの中川信夫監督の『東海道四谷怪談』『地獄』を。今現在の目で観ると、または現在のホラー映画に比べると、そんなには恐くないですが、いい味だしてます。（※2009年6月中旬に書いた駄文の再録です。その頃から作品を観直していないのであしからず） 標題：1960年代くらいの怪談映画 中川信夫の東海道四谷怪談と地獄 分類：映画＞邦画＞ホラー / 時代劇 ■題名：東海道四谷怪談 監督：中川 信夫 原作：鶴屋 南北 （四代目） 脚本：大貫 正義石川 義寛 音楽：渡辺 宙明 撮影：西本 正 （賀 蘭山） 出演：天知 茂若杉 嘉津子北沢 典子江見 俊太郎池内 淳子中村 竜…

朽ちないサクラ 公式シナリオブック徳間書店Amazon 基本情報 朽ちないサクラ ★★★ 2024 スコープサイズ 119分 ＠イオンシネマ京都桂川 原作：柚月裕子 脚本：我人祥太、山田能龍 撮影：橋本篤志 照明：打矢祐規 美術：我妻弘之 音楽：森優太 監督：原廣利 感想 ■正直、いまテレビドラマは警察ドラマや事件ドラマばかりで（人が死なないとドラマが作れないのか？）、いい加減観る気がしないので、基本的に警察もの、事件ものはスルーしている。本作も警察ドラマと聞いていたのけど、杉咲花が主演で、安田顕が準主役で出ているから、まあ意欲作だし大丈夫だろうと推察して、初日に観てきましたよ。■署内の慰安旅…

https://www.twellv.co.jp/program/drama/zatouichi-monogatari/『四谷怪談』(1959)、『大菩薩峠』シリーズ(1960)などの三隅研次監督による作品。合計26作目まで製作される映画シリーズの第1作目。 古参やくざの飯岡助五郎に迎えられた、居合抜きの達人で盲目の男・座頭市。彼が、対立する新勢力のやくざ笹川繁蔵の客分・平手造酒と絆を築きながらも戦いへ向かうこととなる様子が描かれます。 盲目の居合抜きの達人が主人公という設定が見どころ。異色でアウトローな主人公が繰り出す殺陣は見ごたえ抜群です。 そんな座頭市を演じたのは勝新太郎。ミステリアスで…

全15項目●代表作 ●「映画ファン」1958年1月 ●〃1959年5月●〃1959年7月 ●「時代映画」1956年3月 ●〃1957年6月●〃1963年3月 ●「平凡」1958年11月●〃1956年3月 ●〃第17号●〃1957年2月 ●「近代映画」1956年5月 ●「フクニチ」1967年1月 ●「寄らば切るぞ」●「雷蔵、雷蔵を語る」 「トロイのヘレン(ヘレン・オブ・トロイ)」より 全15項目 ●代表作 俳優「陸軍中野学校」シリーズ、 「ある殺し屋」、 「斬る」三隅研次、 「炎上」市川崑、 「雪之丞変化」市川崑、 「薄桜記」、 「新・平家物語」、 「忍びの者」〃、 「切られ与三郎」、 「眠狂四…

全6項目●代表作 ●「わが人生 悔いなくおごりなく」 ●「平凡スタア・グラフ」1954年11月号 ●「演劇界」1951年11月号 ●「映画ファン」1959年5月号 ●「明星」増刊1956年8月号 「血槍富士」より 全5項目 ●代表作 俳優「宮本武蔵(内田吐夢)」シリーズ、 「柳生一族の陰謀」深作欣二 、 「瞼の母」加藤泰、 「沓掛時次郎 遊侠一匹」加藤、 「関の弥太っぺ(関の弥太ッペ/関の彌太ッぺ)」山下耕作、 「一心太助(沢島忠)」シリーズ、 「日本侠客伝」ﾏｷﾉ雅弘、 「反逆児」伊藤大輔、 「仇討」今井正、 TVドラマ〃「子連れ狼」1976年 等 俳優として活躍した萬屋錦之介(中村錦之助)…

https://www.twellv.co.jp/program/drama/zatouichi/archive-zatouichi/zatouichi-015/「座頭市」シリーズの第17弾となる作品。監督は『大菩薩峠』(1960)、『座頭市物語』(1962)などの三隅研次。 瀕死の女性から幼い息子を託された座頭市が、約束を守るために悪代官と戦う姿が描かれます。 悪代官に狙われる親子を助けるために座頭市が戦うのが見どころ。近衛十四郎が演じる、友情を築いた男と戦う事となる展開に注目です。 ハリウッドでは『ブラインド・フューリー』(1989)のタイトルでリメイクされました。放送情報座頭市血煙り街道…

全7項目●代表作 ●「マンガマスター」 ●「BRUTUS」2010/1/12 ●〃特別編集 合本・大友克洋 ●「SWITCH」2003.10 ●「SLAM DUNK」 ●「SWITCH」細田守 「ドカベン」より 全7項目 ●代表作 漫画「SLAM DUNK(スラムダンク)」、 「バガボンド」、 「リアル」1999年～ 映画監督「THE FIRST SLAM DUNK(ザ・ファーストスラムダンク)」、 ゲームキャラデザ「ロストオデッセイ」等 ・ 漫画家、キャラクターデザイナー、映画監督 等で活躍する井上雄彦(成合雄彦) が影響を受けた・好きな作品。 現在判明している情報 ●ﾃｨﾑ･ﾘｰﾏﾝ「マン…

◎新作ロードショー 青春18×2 君へと続く道 《5月3日(金)から 東京 TOHOシネマズ日比谷ほかで公開》 台湾の高校生が、アルバイト先で出会った日本人の女性のことを忘れられず、18年後に彼女の故郷を訪れようとする。（2024年 日本=台湾 監督/藤井道人） マイ・スイート・ハニー 《5月3日(金)から 東京 丸の内ピカデリーほかで公開》 製菓会社の研究員がシングルマザーに一目惚れ。「最初の恋」と「最後の恋」が織りなすコメディ。（2023年 韓国 監督/イ・ハン） ちゃわんやのはなし－四百年の旅人－ 《5月18日(土)から 東京 ポレポレ東中野ほかで公開》 豊臣秀吉の2度目の朝鮮出兵の際に…