主役の俳優が変わると、大抵は興醒めで残念なことが多い。*1しかし、主役が変わったが、思いの外、良かった時代劇の話をいくつか。TBSナショナル劇場の『水戸黄門』はやはり初代(1969〜83)の東野英治郎が良かった。しかし、四代目(2001〜02)の石坂浩二*2も髭は生えていなかったが、*3ストーリーが史実に近い部分もあり、意外に良いと当時、思った覚えがある。市川崑のタイトルバック、西郷輝彦、橋幸夫、舟木一夫がG3K(御三家)として歌った『あゝ人生に涙あり』も良かった。*4だが、石坂が病気になったということで、2クールで終わってしまったことは残念であった。 『子連れ狼』は主人公拝一刀が柳生一族への…