女優。 昭和37年、『破戒』（大映）で女優デビュー。その作品の役名「志保」と原作者「島崎藤村」から、芸名「藤村志保」となる。
眠狂四郎勝負 [DVD] 市川雷蔵 Amazon 三隅研次監督 1964年 三隅版「斬る」*1のコメント欄で藤村志保さん×三隅監督、その上私の好きな加藤嘉さんまで出てこられるということを教えてもらい早速鑑賞。シリーズ第二作のようだが、ここからで全く大丈夫。 面白かったー。今ちょうどNHKドラマ「カムカムエヴリバディ」の再放送を観ているのだが、そちらの方は舞台は東映ぽくはあるけれど往年の時代劇の持つかっこよさをうまく表現。それを日々味わっているもので、こちらを観て、そうそう！こういうこと！と相乗的に楽しめた。 なんといっても加藤嘉さんの配置。「ふるさと」*2みたいな晩年感を漂わせつつの、実は！と…
斬る [DVD] 市川雷蔵 Amazon 62年 三隅研次監督 冒頭からシャープな映像と展開にまいる。いったい何が起こっているのかわからない位。（観ているうちにわかってくる。） しょっぱな出てくる藤村志保さんの美しさ。派手さはない志保さんの持ち味がとても生かされ。 志保さんの魅力といえば「なみだ川」（67）も思い出すけれどあちらも三隅監督だったなあ。天知茂の使い方も嬉しい。 先日岡本喜八監督の「斬る」*1を観、こちらの「斬る」もすすめていただいたのだが、その剣法に少し共通するところあり。 普段自分は悪役を観ることも多い柳永二郎さん、こんな品の良い役柄もしっくりくるなあ。お点前の手つきも良かった…
海軍士官・南条武（雷歳）は実はヤクザの親分の息子。闇封ちされた親の仇を取るべく、海軍士官の道を捨て、二代目を製名するが…。雷蔵はエリート軍人のスマートさと任侠に生きる男の激しさの二面性を見事に体現。娯楽作品でありながら、雷蔵の演技の奥深さを感じる快作。 （市川雷蔵映画祭より引用） 監督：池広一夫 出演：市川雷蔵/朝丘雪路/藤村志保/三波春夫/佐藤慶/成田三樹夫 若親分 [DVD] 市川雷蔵 Amazon ヤクザの組長だった親父が死んだことで、親父の遺言を無視して二代目となった雷蔵。 親父を殺そうとした奴は誰か？ 殺したやつが当時草鞋を脱いだ滝沢組の巳之助（石黒達也）か？ 雷蔵は巳之助の腕を切り…
★★★☆☆ あらすじ 新選組の近藤勇の人間性に惚れこみ入隊を決意した山崎烝は、理想と現実に苦悩しながらも隊のために尽力する。 www.youtube.com 市川雷蔵主演、子母澤寛原作。93分。 感想 局長・芹沢鴨の暗殺から池田屋事件までの新選組が描かれる。しかし主人公が山崎丞とは意外だった。彼は裏方のイメージが強いが、普通に剣術も強い武士として描かれている。浪人だったという設定は創作のようだが、武術についてはどうだったのか気になる。 新選組密偵 山崎烝 (広済堂文庫) (廣済堂文庫 し 12-1) 作者:島津 隆子 廣済堂出版 Amazon 主人公・山崎烝は、局長の人間性に惚れこみながらも、…
川口松太郎の短篇集『古都憂愁』より依田義賢が脚色。老舗料亭を受け継いだ美人姉妹の確執と和解の物語を、三隅研次監督が叙情豊かに描いたもの。平安神宮、祇王寺、清水寺など名所旧跡はもちろん、京の味覚が存分に目で楽しめる。 （ラピュタ阿佐ヶ谷ホームページより引用） 監督：三隅研次出演：藤村志保/若柳菊/八千草薫/船越英二/長谷川明男/伊藤栄子/河内桃子/藤岡琢也 川口松太郎の人情もの。戦時中、筆をもつことのできなかった作家（船越）が京都へ。 姉妹で健気に店をやっている二人と再会するのだが、妹の婚約者が姉と。そして姉は男と出奔。 戦後、作家が文学賞を受賞したとき、店で、姉と再会する。男とは別れ、京都にも…
山崎豊子原作による日本映画史上に残る社会派ドラマ オープニングと、作中のいくつかの開腹手術シーンは 実際の映像を使用したもの 前半は国立大学付属病院の外科教授の選挙戦を巡るもので 終盤は亡くなった患者の誤診裁判が行われるというもの 主人公は医学部外科助教授、財前五郎（田宮二郎）と 内科助教授の里見脩二（田村高廣）のふたり とにかく秀逸なのが橋本忍による脚色 これだけの内容を150分にまとめた手腕は驚くべきもの（笑） しかも全くストーリーが崩壊せず、だれることもなく 最後までいっきに見れます 浪速大学（モデルは大阪大学）付属病院医学部第一外科教授の 東（東野英治郎）が定年退職をむかえるにあたり …
監督 市川崑 脚本 和田夏十 原作 島崎藤村 出演 市川崑 長門裕之 船越英二 藤村志保 三國連太郎 中村雁治郎 杉村春子 岸田今日子 宮口精二 浜村純 加藤嘉 浦辺粂子 見明凡太郎 潮万太郎 市川雷蔵・潮万太郎 コレステロールが下がるという小林製薬の紅麹サプリ。実は私も薬局でみて買おうかな～～、とってみようかなぁ～と思っていたんですよね。なにやらトマトジュースとか豆乳とか亜麻仁油とか試してもイマイチだったんで。ただ値段みてやめましたけど、ケチな自分を褒めてあげたい（笑。ま、観念してお医者さん通ってますけど(;^_^A。保険3割負担で。 今朝の週刊誌の見出し宣伝には一平さんのついた「ウソ！嘘！…
なんの脈略もないのに、女優の藤村志保さんが夢に出てきた。別に前日に彼女の映画を観たわけでもないし、インターネットで記事を読んだわけでもない。日本にいた頃は、ドラマなどでお見かけして、立ち居振る舞いの上品な美しい人だなと思っていたが、その後、まったく考えたこともなかったのだ。帰省の際に、テレビなどでたまたま見たことはあったかもしれない。でも、それも最近のことではないし、実に不思議なことである。 それで、藤村志保さんについて調べてみた。１９３９年生まれで、現在８４歳。女優の仕事だけでなく、地唄舞もされるし、本も書かれるしで、多才な方のようだ。以下、ウィキぺディアからの情報。４歳の時、父親を戦争で失…
寅さんはもちろん、おいちゃん、おばちゃん、さくらに博まで、とらやの人たちは、人が好いにもほどがある。自宅の2階を爆破されて、それでも平然としているって、ちょっと笑ってしまった。よく平和な時代というけど、あまりに平和すぎる。恋も、愛も、すべてがほのぼのしている。寅さん20作目、昭和52年の日本。 第20作 男はつらいよ 寅次郎頑張れ！｜松竹映画『男はつらいよ』公式サイト
【最終更新 2021/3/27】 われわれは、今こそ、藤村志保を、取り戻さなければ、ならない！なんだか急に昔のアジ演説みたいなことを口走ってしまいましたが、藤村志保って良いですよね。 1939年生まれ、本名は静永操。職業、女優。 多分、子供にはまだ分からない地味で上品な美しさ。 われわれの世代では、最初に観るのが『大魔神怒る』だったりするもので、なんとなく演技的には上手い人じゃないなと誤解してしまう傾向がありがちですが、これはおおいなる間違いと知るべし。まずはデビュー作の1962年『破戒』を観るべし。でも、最後に観たのがあまりに大昔なので、記事が残っていないのだ。残念。市川崑の傑作なのに。宮川…
