『タイムマシンに乗れないぼくたち』(寺地 はるな/文藝春秋) 誰かと同じ空間にいても、人間は簡単に「ひとり」になるものだと、こんなふうになるずっと前から知っていた。(本文より) 去年も感じたが、麻布はいい本選ぶな~。 こんな素材出すなんて流石だと感じたわ。 渋渋や浦和明の星などでも出題されたし 今年の台風の目は寺地はるなだった訳か。 前に国語読解の本に悪い先生の出る本は 入試には出にくいと書いてあったんだが この作品は逆に先生の役どころがいいよ。 少年の葛藤、苦悩、からのちいさな一歩。 機を逃さずさりげなくサポートする先生。 これは読んだら使わずにいられないかも。 俺のレビューの書き出しはこん…