1963年生まれ。作家。 1998年、『Jの神話』で第四回メフィスト賞を受賞し、デビュー。 竹本健治氏の『匣の中の失楽』のオマージュである『匣の中』や、一風変わったライトノベルである『マリオネット症候群』など、独特のセンスに溢れた作品を上梓している。 また、別名義の市川尚吾では評論活動を行っている。
ミステリの醍醐味の1つといえば、どんでん返しがあるんじゃないだろうか。今まで見ていた世界が文字通りひっくり返る感覚は面白いものだ。 「どんでん返し」で有名な名作は数多くある。その中から厳選して、オススメのどんでん返しミステリを10冊紹介したいと思う。
『リピート』 乾くるみ 文春文庫 ・懸賞に当たったと言って電話の相手をどこかへ呼び出し、英会話の教材を買わせる悪徳商法があるこうだが、そういうのに引っかかる被害者の気持ちも僕にはよくわかる。退屈な日常から自分を連れ出してくれる誰かからの電話を、彼らは常に待ち望んでいるのだ。 ・翻って考えるに、僕の場合はどうなんだろう? 過去に戻れるーー今年の一月に、もし本当に戻れたとして、僕はそのメリットを、どんなふうに活かすべきなんだろう……? ・「お前が実体だと思っているのは、すべて情報じゃないのか? 目で見ているモノーーそれは単に、目がこういうモノを見てますよって伝わってくる情報でしかない。手で掴んで、…
スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); おはようございます。 1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。 今日ご紹介する本はこちら。 乾くるみさん著「イニシエーション・ラブ」です! イニシエーション・ラブ posted with ヨメレバ 乾 くるみ 文藝春秋 2007年04月 楽天ブックス 楽天kobo Amazon Kindle この本を読んだきっかけ 本の説明 心に残ったこと 感想 この本を読んだきっかけ Twitterでフォローしている方の紹介で興味を持って読んでみました。 普段交流している人の感想を読…
今日から四連休。故郷の母親の調子が予想以上に良いので、帰省は自粛ということになりそう。帰省に限らず、いま、何かを選ぶ、という行為は、すべて答えのないクイズのようだ。 同じく今日から連休で、西宮ガーデンズに買い物に出かけると言っていた娘が、面倒くさくなってきた、という理由でゴロゴロしだしたので、釣られてゴロゴロしてしまう。 ● 買ってきていた芦屋の大好きなパン屋「Pan Time」のパンを肴にステイホーム。蒸し栗バターが最高。丸いフランスパンにたっぷりの蒸し栗ペーストとバターをサンドしている一品。コレもまた、人をダメにするシリーズだ。 tabelog.com ● 本日発売のお楽しみ、新潮2021…
何かつまらなかったです📖 確か映画もチラッと見た記憶が… 映画もイマイチだった気がします🤔 これから気になってた ノンフィクションの本📚️ 2冊あるので楽しみです😃 やっぱりノンフィクションが好きかな。 イニシエーション・ラブ DVD 松田翔太 Amazon
乾くるみは、どんでん返しを仕掛けたミステリが魅力的な作家だ。 本格ミステリのギミックを恋愛小説やSF小説に組み合わせた作風はなかなか珍しい。どんでん返しと恋愛小説を組み合わせた『イニシエーション・ラブ』は、芸能人がオススメしたこともありベストセラーになった。どんでん返しの名作として真っ先に挙げられる名作ミステリだ。 乾くるみといえば、タロットシリーズというシリーズがある。 タロットをモチーフにしたシリーズで、「天童太郎」という人物が共通して登場する。それぞれの小説はタロットカードがモチーフになっている。 名前だけ見ると、乾くるみは女性のように思うだろうが、実は男性だ。乾くるみが男性というのが最…
ミステリの醍醐味の1つと言えるどんでん返し。今まで見ていた世界がひっくり返る感覚は面白いものだ。ミステリにはどんでん返しが秀逸なことで有名な作品が数多くある。そんなどんでん返しがすごいミステリを紹介したい。
前回『サン・ジョルディの日』企画?で『鷺沢萠』さんの『葉桜の日』について投稿しました。 www.sugarless-time.com 今回はそこそこ読んでいる『乾くるみ』さんの作品です。 といっても以下の作品くらいですけど(笑) リピート 塔の断章 セカンド・ラブ イニシエーション・ラブ Jの神話 スリープ うろ覚えですけど作品発表順ではなく上記した順で読んだ気がしてます。 いずれも『乾くるみ』という名前を巷で見聞きするようになってから、しばらく経過してブックオフで文庫が手にはいるようになってからなので、世間からはかなり遅れての『乾くるみ』デビューです。 初めて読んだのは2004年に発表された…
ミステリーで変わった探偵物というのがありますが*1、これもそういうタイプで、不動産の物件の気持ちがわかると初対面の人にいきなり語りだす女性が探偵役を務める短編集です。正直、そんなに面白くはなかったのですが、でもこれで終わっちゃうのは探偵役の女性が勿体ないなぁと思ってしまいました。物件探偵(新潮文庫)作者:乾くるみ発売日: 2020/12/23メディア: Kindle版賃貸なり購入したマンションやアパートで起こる、事件という程ですらない微妙な謎。その微妙な謎に巻き込まれた各話の主人公の前に唐突に現れる女性、不動尊子(ふどうたかこ)。子供の頃から「不動さん」と呼ばれてきたが故に不動産屋になる事を目…
定番ではないが名作のどんでん返し小説 十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫) 作者: 綾辻行人 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2007/10/16 メディア: 文庫 購入: 30人 クリック: 87回 この商品を含むブログ (148件) を見る 衝撃的な結末で読者を驚かせるどんでん返し小説。小説でしか味わえない体験があって、見事に騙されるとその快感がやみつきになる。どんでん返しの小説と言えば、『イニシエーション・ラブ』であったり、『十角館の殺人』、『ハサミ男』、『ロートレック荘事件』、『星降り山荘の殺人』と定番のものがいくつかある。今回はまだ定番になっていない、あるいはそんなに有…
僕の人生に影響を与えたであろう本を8冊選んで、それについてだらだら書く。いま僕は節目の年齢にあり、以前からここまでの人生を振り返った文章はかねがね書きたいと考えていた。本当は10冊にしたかったけど、8冊しかあげることができなかった。この「キリよく10冊にしないといけない」という強迫観念も、この文章をなかなか書き出せなかった理由のひとつだ。しかし、そういうことを気にしていてもよくない。もっと気軽に書くべきた。そう考えてGW中などの時間を縫って記録したのが本文章である。1万字ほどあるのでご容赦ください。 選考基準としては人生に影響を与えた、いまの趣味嗜好を形作っているという観点による。そのため、好…
浦賀和宏、初の非講談社系作品 2001年刊行作品。作者の浦賀和宏(うらがかずひろ)は1978年生まれ。1998年の『記憶の果て』で第5回メフィスト賞を受賞してデビュー。ちなみに、メフィスト賞デビューの同期生としては、乾くるみ『Jの神話』、積木鏡介『歪んだ創世記』がある。 多くの作品を世に送り出したが、残念ながら2020年に41歳の若さで早逝されている。 本作は浦賀和宏としては第7作目の作品であり、当時としては初の非講談社系作品でもあった。 彼女は存在しない 作者:浦賀 和宏 幻冬舎 Amazon 幻冬舎文庫版は2003年に登場している。 おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★(最…
私、今年のGWにAmazonオーディブル(本の朗読サービス)にお試し入会してました。 結構前から『彼女。 百合小説アンソロジー』が気になっていて、ちょうど聴き放題対象作品だったので散歩やお風呂で、ちょこちょこ聴いていた。 ちなみに百合、とは女の子同士の恋愛関係(すごくざっくり説明してます)のことです。 音声だとわかりにくい部分もあれば、音声だからこそ想像力を掻き立てられる部分もありました。 中でも「これ、作品もいいけど声の演技がすごい!」と思ったのは『微笑の対価』(相沢沙呼)。 美少女の声が、本当に美少女〜!!(語彙力……) 女同士の愛憎入り交じる関係、嘘……百合には幸せになって欲しい派なので…
札幌【占い.口コミ.当る.2022年】『札幌北区の占いの父』夢占館(ゆめせんかん)の石原聖山が貴方の【2022年!干支壬寅 (みずのえとら)】を的確に占う!2022年5月17日(火) 札幌のよく当たる占い師 口コミで当たると評判の札幌北区の占いの父ー 夢占館(ゆめせんかん)の石原聖山が貴方の『2022年!干支壬寅 (みずのえとら)』を的確に占う!占い歴25年、お悩み相談人生アドバイザー『占い&お悩み相談BOX夢占館(ゆめせんかん)』ー石原聖山の元気が出る世界の名言,格言をあなたに・・・2022年5月17日(火) 2022年は『愛』『夢』『希望』に満ち溢れる一年でありますようにお祈り致します。・…
最近仕事が忙しくて本屋に行けていなかったのだが、久しぶりに行ってみると大発見があった。 それは、幻のどんでん返しの名作、西澤保彦の『神のロジック 次は誰の番ですか?』が復刊されていたのだ。昔の題名は『神のロジック 人間のマジック』だった。 このミステリは、すごく面白いのだけれど、知名度があまりなく、絶版になっていた本だ。 神のロジック 人間のマジック (文春文庫) 作者:西澤 保彦 文藝春秋 Amazon その本を読んだのは大学生の頃だ。ミステリ好きの友人に勧められて読んでみたのだが、あまりの衝撃に放心したものだ。 「天地がひっくり返るというのはこのことか」って思うほどインパクトがあった。 こ…
できたこと 何もした覚えがない。 雑感 上級喫茶エクスペリエンス 昨日は日記を書いていたら午前二時になってしまい、そこから寝て起きたら12時前だった。休日らしく怠惰に過ごしても罪悪感が湧いてこないので連休はすごい。 起きるとビリヤニの気分だったので食べに出かけたのだがあいにくの休みで(ここ一か月ほどずっとそう)、仕方がないので近くで油そばを食べた。"油そば"という感じの油そばで言うことも特にない。 食後に近くの喫茶店に入った。なかなかおしゃれな佇まいで、店内にはターンテーブルとレコード棚がある。ステレオからはPortisheadがかかっていて、曲を選べば確かにチルでいい具合なのだが、どうもレコ…
札幌【占い.口コミ.当る.2022年】『札幌北区の占いの父』夢占館(ゆめせんかん)の石原聖山が貴方の【2022年!干支壬寅 (みずのえとら)】を的確に占う!2022年4月28日(木) 札幌のよく当たる占い師 口コミで当たると評判の札幌北区の占いの父ー 夢占館(ゆめせんかん)の石原聖山が貴方の『2022年!干支壬寅 (みずのえとら)』を的確に占う!占い歴25年、お悩み相談人生アドバイザー『占い&お悩み相談BOX夢占館(ゆめせんかん)』ー石原聖山の元気が出る世界の名言,格言をあなたに・・・2022年4月28日(木) 2022年は『愛』『夢』『希望』に満ち溢れる一年でありますようにお祈り致します。・…
本格ミステリの巨匠エラリー・クイーンの代表作の一つ。でもWikipediaで見たら、日本での人気が異様に高いらしいが、真相はいかに…。 ともかく、読んでみた感想としては割と面白かったが満足したかと言われれば微妙だった。まず犯人の意外性やその辻褄合わせに関しては、割と完璧に近くて思わず舌を巻いたが、一方で読んでいて引きが弱いというかミスリードが薄いような気がした。これは時代を考えるとしょうがないかもしれないが登場人物や設定の魅力が個人的には物足りない。つまり、ミステリーとしてはよくできているが単純に物語としての面白さをあまり感じ取れなかったとまとめられる。 ただ、そもそも自分の好みが日本の新本格…
札幌【占い.口コミ.当る.2022年】『札幌北区の占いの父』夢占館(ゆめせんかん)の石原聖山が貴方の【2022年!干支壬寅 (みずのえとら)】を的確に占う!2022年4月21日(木) 札幌のよく当たる占い師 口コミで当たると評判の札幌北区の占いの父ー 夢占館(ゆめせんかん)の石原聖山が貴方の『2022年!干支壬寅 (みずのえとら)』を的確に占う!占い歴25年、お悩み相談人生アドバイザー『占い&お悩み相談BOX夢占館(ゆめせんかん)』ー石原聖山の元気が出る世界の名言,格言をあなたに・・・2022年4月21日(木) 2022年は『愛』『夢』『希望』に満ち溢れる一年でありますようにお祈り致します。・…
ふと、読書記録をつけてみようと思いました。 読んだ本のおすすめポイントを書くだけのシンプルな内容です。 ☆ 今回読んだ本は乾くるみさんの「蒼林堂古書店へようこそ」です。 おすすめポイントは3つ。 1:日常の謎がたくさん 大がかりなトリックがあるミステリではなく、日常のちょっとした「不思議」に焦点を当てた本です。謎解きが好きな人は特に楽しめるんじゃないかなーと思います。難しい内容ではないので、気軽にすいすい読めます。 2:最後がいい この本、恋愛要素も少しあります。で、最後が……いいです。何の説明にもなっていないですね。「謎×恋愛」が一番いい形で最後に出てくる感じです。 3:ミステリ案内がある …
3月の読んだ作品とおすすめ作品を書いていきます。新作では武田彩乃先生の世界が青くなったらはファンタジー要素と現実が絡んでいて良かった。額賀澪先生の弊社は買収されました!は働き社会人の矜持が感じられる力作。おすすめです。新刊ではタレーランの短編集、ラブだめ、チラムネ、が印象的でした。 ・おすすめの新作 世界が青くなったらhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/03/05/210000 弊社は買収されました! https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/03/20/120000_1 ・おすすめの新刊 珈琲店タレーラン…
子どもたちの春休み。妻の実家に帰っておりました。野球を始めた長男と、ZOZOマリンと神宮に行ってきました。神宮寺つばめ刑事は見つかりませんでしたが、たくさんの笑顔を見て元気になってきました。 ・・・で、今週の読書というのが新幹線の中で読んだ文庫本1冊だけになってしまいまいた。 先頭の乾がいきなりセンター前ヒットで出塁。2番の米澤が送ってくるかと思いきや、さすが強打の2番。フェンス直撃のタイムリー2ベースで先制点。3番芦沢もライト前ヒットで続き。一・三塁。4番は大山。あわやホームランという大飛球が犠牲フライとなり、追加点。5番有栖川は左中間を深々と破り、二・三塁。そして恐怖の6番辻村が、バックス…
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