2024年1月6日(土)日本神話に登場する初代皇后は、摂津国三島を本拠とした三島溝咋一族の娘とされています。 茨木市五十鈴町には、溝咋一族を祀る溝咋神社が鎮座しています。 一の鳥居溝咋神社の創建は不詳ですが、社伝によると、崇神天皇(実在した可能性のある最初の天皇)のころに創建されたとされています。溝咋の「溝」は水路、「咋」は水路を支える杭を意味することから、古代においてこの三島地域は農業の先進地だったようです。また、溝咋神社の近くの東奈良遺跡からは36点もの銅鐸鋳型が見つかっていることから、この地は各地に銅鐸を供給した銅器の一大生産地だったと考えられています。 安威川溝咋神社は安威川のほとりに…