→五稜郭駅
ちなみに、城址である「五稜郭」から五稜郭駅までは徒歩で30分以上はかかり、実際の最寄駅は函館市電五稜郭公園前電停である。
また、五稜郭駅から「五稜郭」に行く為には、函館駅で函館市電*1に乗換し、五稜郭公園前電停で下車する方が便利である。
フランス式築城術で建設された、日本初の稜堡式城郭。
郭内には奉行所*2が設置されていたが、天守閣を備えた城郭は持たない。
安政4年(1857年)に工事が開始され、元治元年(1864年)に箱館奉行小出秀実が旧奉行所から移転、業務を開始した。
すべての工事が終了したのは慶応2年(1866年)。
当初は開港による外国の脅威を念頭に、より多くの堀や城累の設置が検討されていたが、当初の設計は縮小され、現在のような形として完成した。
また、完成当初は大砲も設置されていなかったと見られている。
箱館戦争では、榎本武揚率いる徳川幕府軍が入城し、城塞であるとともに、榎本らの設立した「蝦夷共和国」の行政府としても機能した。
また、複数説が存在する土方歳三の埋葬場所の一つともされている。
現在は「五稜郭公園」として整備されており、資料館と、復元された兵糧庫が建っているが、旧函館奉行所建物の早期復元建立が望まれている。
→龍岡城