京急の主力列車である快特専用車両。
8両x10編成が在籍。
京急創立100周年を迎えた1998年に陳腐化が進んだ快特用2000形の後継車両として登場した。
車内は首都圏の料金不要列車では珍しいオールクロスシート(ロマンスシート)である。ただし座席の向きは手動では変えられず(座席カバーに「手動では向きを転換できない」内容の注意書きが書かれている)、折り返し駅(泉岳寺・品川・三崎口)に到着後、いったんドア閉めのあと乗務員室からのスイッチ操作により一斉転換される。
またこの車両の特徴は海外製の部品をふんだんに用いられている点で、制御装置であるVVVFインバータはドイツの電機メーカ「シーメンス」製で特徴としては発車時に「ファソラシドレミファソ〜」と音の音階を放つ。クロスシートのモケットもノルウェー製である。
日中は泉岳寺・品川〜京急久里浜・三崎口間のA快特で使用。夕方以降は京急版ライナー列車の「京急ウィング号」に使用されている。なお都営線・京成線・北総線乗入れには2ドアのため対応していない(始終着の泉岳寺で西馬込〜押上・京成線系統の電車に対面乗り換えできる)。
が、方向幕はある。
なお、現在2157編成が青く塗装され、KEIKYU BLUE SKY TRAINとなって走っている。
また、2109編成・2133編成にはトレビジョンが搭載されていたが、後に撤去された。