仕事というのは、世の中にすでに山のようにある。 私の年齢になると、世の中にどんな仕事があるかは、分かっているような感覚に陥るが、いまだに、こんな仕事があるんだと発見すると言うか、初めて知って驚いたり感心したりする。 村上龍さんの“13歳のハローワーク”は、20年近く前の本だが、とても秀逸な本だ。中学生になりたてのこの年齢層に伝えたい世の中の仕事。私達大人が見てもおもろしい。 考えてみたら、私もそうだし、ほとんどの人が、世の中にどんな仕事があるかを知って、網羅的な仕事の中身を理解した上で、仕事を選択したわけではない。 私が子供のころ知っていた仕事は、ど真ん中には、農業。そして、農村で行われている…