川端康成の代表作。初出:大正15年1月・2月「文芸時代」 中編小説。 旧制高校生と踊り子(薫・14歳)との淡い恋愛感情を描く。 数多くの監督により映画化されている。
リスト::アニメ作品//タイトル/あ行 リスト::アニメ作品//1986年 リスト::アニメ作品//セルアニメ 青春アニメ全集(第1回)
川端康成
1986年4月25日
今回は川端康成さんの『伊豆の踊り子』を紹介します。 川端康成作品といえばまず『雪国』が浮かぶのですが(次に『伊豆の踊り子』) 荒木飛呂彦さんのスタンドを使いそうな踊り子の装丁に惹かれて、まずこっち。 名作と呼ばれるこのお話、何度も映画化されていて、期待がすごいです。 目次 あらすじ 感想 『伊豆の踊り子』 『招魂祭一景』 『十六歳の日記』 『死体紹介人』 『温泉宿』 最後に あらすじ 孤児の学生様が旅をして出会った可愛らしい踊り子の旅芸人一行。 2人のウブな恋心を描いた『伊豆の踊り子』含む初期の短編5作品。 感想 川端康成さんの描写する女性像は、どんな女性であれ、なんと可憐で麗しく、魅力的でし…
旅芸人への蔑視 日本、西河克己監督、87分 大学教授が教え子からの結婚報告と仲人の依頼を受け、相手がダンサーだったので、40年前の若かりし頃の淡い恋を回想することから映画は始まる。 当時、教授は20歳の一高生の学生だった。ここまでモノクロで描かれ、回想シーンからカラーになる。 大正末期、学生が伊豆を一人旅する道中で旅芸人たちと出会い、旅は道連れとばかり、旅芸人の娘、16歳の薫に仄かな恋愛感情を抱きながら、下田まで行動を共にしていく。 学生が薫に仄かな恋愛感情を抱いたように、薫もまた学生に恋心を持ち続けて旅をしていた。しかし旅芸人たちへの蔑視が劇中のいたるところに見られる。 この時代に旅芸人とい…
♫ さよならも言えず泣いている わたしの踊子よ ああ船が出る 天城峠で会うた日は 絵のようにあでやかな 袖に雨がぬれていた 赤い袖に 白い雨・・・・・ ♪ (『踊子』作詞:喜志邦三 作曲:渡久地政信) 夜、テレビを見ているとなつかしの歌謡曲を放送していた。そのとき、この歌が流れ、司会者が明日は川端康成氏が亡くなった日であるとの紹介をしていた。 その翌日に、国文学者のF先生にこの話しをしてみると。 F「ああ・・三浦洸一の『踊子』でしょ・・・ あれは大阪のラジオ放送局で ホームドラマかなんかのテーマ曲として歌われたのが始まりでね。 川端康成の『伊豆の踊子』映画の主題歌 だったわけじゃないんですよね…
イベント前日で 忙しくはしてたけど、、 昨日もつぐみさんへ。 先週に続きガトーショコラを 美味しくいただいた。 朝に少しショックなこともあり、 心身の調子を整える意味もあり。 やはり美しい最高のひと時。 店主さん、そしてお店自体の 心が作る美しい時間を感じた。 つぐみさん、 昨日も本当にありがとうございました。 川端康成を読み進める。 内容も面白いのだけど。 川端康成の筆圧、 筆圧と言うか、 自分が紡ぐ言葉を信じる力が とても強いのを感じてる。 その信じる力の強さが持つ 有無を言わさない説得力に ぐいぐい引き込まれると言うか。 その感覚がとても気持ち良く、 好きだなと思う自分だった。 もしかす…
朝パフェで SPUR Maruyamaさんへ。 ほうじ茶パフェ、 とても美味しくいただいた。 SPUR Maruyamaさん、 昨日もありがとうございました。 イベント準備の買い出しの後、 十八珈琲さんでもひと息。 日差しの中、 朝の読書タイムをコーヒーと楽しんだ。 十八珈琲さん、 ありがとうございました。 本棚でふと目に留まり、 昨日から伊豆の踊子を読み始める。 自分の本棚から選んだのに、 読んだ記憶は全然ない。。。 でも、 今は面白く読み進めてるので、 やはり出会うタイミングも 大切なんだろうな。 良き出会い、、 と言うか、、良き再会の時。 イベント準備やら何やらで 少し忙しくしてる今週。…
こんにちは。前回に続き、今回も「伊豆の滝めぐり」レポートです。伊豆の滝と言えば、やはり『河津七滝(かわづななだる)』。川沿いの遊歩道を1時間ほどかけて7つの滝を散策するコースは河津町の人気観光のひとつ。「滝」のことを「ダル」と呼ぶのは、水が垂れるという意味の「垂水(たるみ)」からきており、平安時代から続いている民俗語なのだそうです。 河津七滝ループ橋 伊豆半島の真ん中を走る国道414号を下田方面に南下していくと、グルグル回りながら下っていく、まるで遊園地のアトラクションのような橋があります。全長1064m、直径80m、高低差45mの2重ループ橋で、これが河津町の名物「河津七滝ループ橋」。『河津…
こないだ、「伊豆の踊子」(1963)を、「老人の解説付き」で見る、という機会を得た。 この独特の「映画の見方」そのものも含め、非常に示唆の大きな展開だった。 そもそも、自分は映画は好きなほうだが、1950-60年代制作の映画は見るどころか、関心を持つこと自体殆どなかった。黒澤映画は例外的と言っていいだろう。 しかし、その「無関心」への「なぜ?」がほぼ明確に掴めた、と感じている。 結論から言うと、 ・「高度成長」で、日本社会のあり様が一変したこと、自分はその「変化後」の社会しか当然知らず、「変化前」の社会に全く興味が持てなかったこと ・そうでありつつ、実は「高度成長」は、全く日本人の精神面で「近…
画像は撮り忘れましたが「波浮港見晴台」停留所で下車 バス停前の食堂兼土産物屋で「岩のりそば」をいただく。 oshima-navi.com もちろん見晴らしは最高である。もともと池だったのを海につなげたと言ってしまえばそれまでだが、重機の無い時代に開削したんだよなあ。 「アンコ椿は恋の花」歌碑:一節目に波浮港が出てくる 皇族方の来島記念碑:枝の影で読みづらいが、右側から皇位の順に記されているので時系列が逆転している。 北原白秋作詞の民謡「大島」の歌碑 龍王崎灯台 その先にある鉄砲場という史跡がある 鉄砲場から見る波浮港 そして三原山外輪山と火口丘 散策を続けて別角度の波浮港:当てもなくうろついた…
7月に「Discover伊豆」企画としゃれこんで、西伊豆・堂ヶ島に旅行した。これがまずまず家内に好評だったので、今度は中伊豆旅行を考えた。中伊豆の幹線は、河津町から伊豆市へぬける路線バス。途中温泉地がいくつもあるが、今回は湯ヶ島温泉に宿泊することにした。「たつた」という旅館があり、その売りは「川床料理」。 修善寺駅脇を流れる狩野川の上流で、猫越川が合流するところにあり、猫越川に張り出したテラス席で食事を楽しめるという。暑さに閉口していたのでさっそく予約し、往路と復路を考えた。結局、 ◆往路 来宮駅からJR伊東線&伊豆急で河津へ、そこから東海バスで河津七滝を経由して湯ヶ島へゆく ◆復路 湯ヶ島か…
1、作品の概要 『伊豆の踊子』は川端康成の短編小説。 初期の代表作で、新潮文庫版だけで338万部売り上げた。 1926年に『文藝時代』1月号、2月号に掲載され、翌年1927年に刊行された。 校正を梶井基次郎が担当した。 6度映画化され、NHK連続テレビ小説などでテレビドラマ化された。 『湯ヶ島での思ひ出』がもとになった。 20歳の学生である「わたし」と、踊子をはじめとする旅芸人の一座との爽やかな交流を描いた。 ほかに『温泉宿』『抒情歌』『禽獣』の3編が収録されている。 2、あらすじ ①『伊豆の踊子』 20歳の学生である「わたし」は1人伊豆の旅へと出て、旅芸人の一座と出会う。 彼らと旅を共にする…