日本のことわざで憎まれっ子世にはばかるという、何とも真理を得たことわざがあるが、私にはそんな現実を見過ごすことはできない。私は、人に憎まれるような人は長生きして、優しく誰からも憎まれないような人が早死にするという意味だと思っていたが、調べてみると、人に憎まれるような子供や人物が、世に出ると幅を利かせ、威勢を振る舞うというのがもともとの意味らしい。確かに、会議では声がでかく、周りの顔色をうかがわず、周りから少し距離を取られているような人が発言を繰り返し、結局、その人の意見が通ってしまったりする。それならまだ許せるが、裏ではいじめっ子な誰かが、表では幅を利かせていたりする。もし、地獄が本当に存在す…