Nei jia quan 中国武術の分類のひとつ。 外家拳の対義語。参照→中国武術 英語では"Internal fist"と訳される。
武侠小説などのフィクションでは、その強さが外家拳よりも(理不尽に)優遇されていることが多い。
月刊秘伝と言う本が有る事は、以前から知っていたが、今月号には特集として「化勁」が取り上げられて居て、興味をそそられたので、今日初めてその月刊秘伝を買った。特集記事の中に(公社)日本武術太極拳連盟 川崎雅雄副会長 の名前を見つけた事も、購入動機の一つであった。 表紙には「武術が到達した柔の極致」「力を0化する化勁」「中国武術もう一つの極意化勁」「相手の力を化し、ゼロにする高級技法を徹底解明」と言う文字が躍っていた。 特集の内容は 概論「化勁とは何か」実践「化勁の実践用法」鼎談「合気と化勁を繫ぐ術技」対練「推手で磨く化勁の理」功夫「化勁を練る一人稽古」 と言うもので、まだ十分に目を通した訳ではない…
太極拳は、内家拳と呼ばれる武術の一つに数えられます。 内家拳とは、内気によって身体を運用する武術の総称です。 現代で理解しやすい言葉で言うならば、気功、運気、内功などの言葉で表される内容です。 一般的な内家拳とは、太極拳、八卦掌、形意拳の3種類の武術を指します。 これら3派は、内功によって、運用する武術だと言えます。 また、中国の武術全般において、気功、運気、内功などの技術は、練習される事が多いと言えます。 しかし、この内家拳と呼ばれる3派は、その割合が多く、動作や運用法に共通する部分が多い事から、併修する事が多いと言えます。 この3派の特性としては、比較的、太極拳が身体の運用に特化し、八卦掌…
太極拳などの中国武術において、近現代で決定的な影響を及ぼしたのは王向斉の創始した意拳と、孫禄堂の孫家拳ではないでしょうか。 王向斉の意拳では、馬歩椿功(站椿功)の練習を重要視します。 孫禄堂の影響は、形意拳、八卦掌、太極拳をともに練習するという考えを生んだところにあると言えます。 しかし、現在の一般的な馬歩椿功(站椿功)の練習では、ただ「静」「柔」であれば良いとされ、明確な技術が存在しない事が多いと言えます。 こうした原因は、孫禄堂の形成した孫家拳においても同じだと言えます。 明確な形意拳、八卦掌、太極拳の融合技術が存在していない事が多いと言えます。 これは、孫家拳においても、意拳においても、…
太極拳などの中国武術において、近現代で決定的な影響を及ぼしたのは王向斉の創始した意拳と、孫禄堂の孫家拳ではないでしょうか。 孫禄堂の影響は、形意拳、八卦掌、太極拳をともに練習するという考えを生んだところにあると言えます。 本来、これらの武術は、全く別物であり、近代以前には三拳を合わせて学ばれるということはありませんでした。 孫禄堂は最初、形意拳を修めていましたが、体格が小さかったため、八卦掌も学びました。 形意拳は、直線的に動く傾向が強く、真っ直ぐ踏み込む技術が強い武術だと言えます。 そのため、ある程度の体格があった方が運用しやすい部分があると言えます。 特に古伝の形意拳は、この傾向が強いかも…
八卦掌は、中国武術において、内家拳と呼ばれる武術に現代では分類されています。 内家拳とは、気功、内功、運氣などとも呼ばれる、筋肉活動とは別の、身体の内部を運用する武術の総称です。 太極拳も、この内家拳に分類される運動だと言えます。 当流に伝わる八卦掌は、「董海川」「尹福」「宮宝田」と伝わった八卦掌です。 この八卦掌は、紫禁城内の宮廷にて、要人の護衛任務につく者が練習した武術だと言えます。 この八卦掌という武術には、「鴛鴦鉞」と呼ばれる暗器(隠し武器)の技術が伝わっています。 この「鴛鴦鉞」についての解説記事を、八極八卦練技拳社のnoteにアップしました。よかったら、下記リンクよりご覧下さい。 …
太極拳は、内家拳と呼ばれる武術の一つに数えられます。内家拳とは、一般的に気功、内功、運気などと呼ばれる、身体の内部を運用させる運動を、根幹に持つ武術の総称です。 多くの武術が、身体の外部に相当する、筋肉を鍛える事により、運用するのに対して、太極拳を始めとした内家拳は、筋肉の運動に頼らない運動を主とします。 もちろん、身体運動がともなうため、一般的な筋肉の運動も内在します。 しかし、主に運用するのが、前述の気功、内功、運気などの身体内部での運用だという事です。 この身体内部の運用は、年齢による衰えの幅が、筋肉運動に比べて、大幅に少ないと言えます。 また、内家拳での身体の運用は、精神活動との融合も…