自己決定理論とは? 自己決定理論は、エドワード・L・デシ(Edward L. Deci)とリチャード・M・ライアン(Richard M. Ryan)によって提唱された心理学理論であり、人間の動機づけや行動の自己決定の度合いを説明するものです。 自己決定理論は、人間が持つ基本的な心理的欲求と、それがどのように満たされるかによって、行動の質や動機の種類が異なることを示しています。 この記事では、自己決定理論の基本概念、主要な理論モデル、実践への応用、そして教育・職場・健康行動などの領域での具体例を詳しく解説します。 1 自己決定理論の基本概念 ① 自己決定性とは? 自己決定性とは、個人が自らの意志…