多くのユニットにおいて「解散」と「再結成」が繰り返されている。 しかし、それは単純に「商業的意図」や「懐かしさ」だけで語れるものではない。 「温故知新」という言葉をご存知だろう。 辞書を参照すると 「昔の事を調べて,そこから新しい知識や見解を得ること。ふるきをたずねて新しきを知る」 とある。 これは単なる過去への回帰ではなく、「昔のサウンド」を「今のサウンド」へと昇華させる創造的な営みである。 音楽に限らず、人生や文化、思想のあらゆる分野においても同様だ。 解散と再結成は、終わりと始まりの循環の中で、新しい可能性を探るための“再生の儀式”と言えるだろう。 第1章 悪としての解散 「解散」と聞い…