分子標的薬

◆術後補助療法の説明を聞く(内科医) 2024年４月16日の診察の続き。 正式な病名。 左肺上葉切除、リンパ節郭清 手術にて ・非小細胞肺がん 1.9㎝ ・リンパ節 10個中 1個が顕微鏡で転移が確認された ・ステージ ⅡB そしてゲノム診断では「EGFR遺伝子変異陽性」 少し脱線するが、入院中、手術後の先生の回診時に 「抗がん剤治療しなくていいんですよね?」と聞くと 「それはまぁ・・・」と、流していた外科の先生の態度から、 なんか嫌な予兆はあった。 そして現実となってきた。 内科の先生には、調べていたことも含め丁寧に説明をしていただいた。 術後補助療法をしない場合、 私の５年生存率は６０％前…

◆退院後の初診察 2024年３月14日 手術し退院してから初めての診察。 診察予定の１時間半位前に病院に行き、血液検査とレントゲンを行う。 良く病院に通う方はご存じだと思いますが、 どこの病院でも血液検査の結果まで１時間位かかるもの。 通院の始めの頃は、電車で行っていたのですが、 肺切除後の息の上がるゆっくり歩きでは、 通勤ラッシュ時に お邪魔な存在になるので車で通院。 でも、車の運転すら、左腕の動きがよくないので微妙です。 ハンドルってこんなに 重くて、きつかったかしら、と。 さて、いざ診察。この日は夫も来てくれたので一緒に診察室へ。 ◆手術の結果 腫瘍の大きさは1.9㎝、 左肺の上葉(左の…

内容 「バスケット試験： 従来の治験は対象を臓器ごとにしていたがバスケット試験は特定の遺伝子変異に注目して行う。これによりがんの発症部位に関わらずがん治療の新薬を使うことが可能になる。 ワトソンゲノミクス：IBMが開発した人工知能を使った遺伝子解析で数千万の論文を学習し、あるがん患者のケースについてそのデータから調べ上げデータを総合した上で情報を簡素化し、最適な治療を医師に指示する。わずか2−3分でこれができる。 がんゲノム情報レポジトリー：がん医療中核拠点病院から詳細なデータが送られて蓄積されたデータベース。遺伝子情報だけでなく薬の効果や身体状況などのデータで人工知能も使って革新的な診断法や…

体調が落ち着いてきたので、職場に行って限度額認定証の申請をしてきました。 え？いま申請したの？って思われそうなくらい中途半端な時期ですよね。 限度額認定証というのは、 医療費が高額になりそうな時に事前に申請しておいて、窓口で支払う医療費に上限を設けることができる制度です。 一度申請すると、1年以上有効です。(社会保険組合によって違うかも) 私の場合、2月に手術・入院があったので、その時に申請しておくのが通常パターン。 でも、クレジットカードのポイントを貯めるため、あえて限度額認定証の申請はしてませんでした。 （限度額認定証がない場合、窓口でいったん支払い、高額になった分は、差額が数ヶ月後に高額…

本記事は中等症から重症の潰瘍性大腸炎への治療のメタ解析による比較についてです。 この記事でわかること 難治の潰瘍性大腸炎への各種治療や副作用の比較

”You can't scare me I've been through chemo.“ “私はビビらないよ ケモをかいくぐってきたんだから。” 何かに挑戦するとき おじけづきそうになったとき自分に掛けたい言葉です。

術前、術後 合わせて約1年2ヶ月3週間に一度抗がん剤や分子標的薬の点滴を 投与しました。 術前、抗がん剤と分子標的薬は 投与前に、血液検査で待つ→診察でまた待つ と点滴が始まる頃には疲れていましたが、分子標的薬だけになると 白血球を攻撃しないので、血液検査がなくなり(毛も生えてくる)、 スムーズに点滴まで辿り着くようになりました。 点滴を受けるための 通院治療センターというところ。 わたしにとっては とても居心地がよくてリラックスができる場所でした。 医療スタッフの方が温かく接してくださり 快適なリクライニングチェアや、暖色のライト、オルゴール調のBGMなど 環境が整えられていました。 そして…