労苦

『10 また、他人があなたの富で満たされ、あなたの労苦の実は見知らぬ者の家に渡る。11 そして、あなたの終わりにあなたはうめく。あなたの肉とからだが滅びるとき。 （箴言5:10-11新改訳2017）』 不道徳や快楽に溺れているとどのような結末に至るのかについて、箴言では教訓がくり返し記されています。 ソロモンなどが記した箴言は、それぞれの体験に基づいたもののような説得力があります。 中には、客観的に観察した実例のようなものもありますが、ドキュメントから得た教訓というリアルに迫る内容です。 信仰者で無くても、これを人生の座右の銘として、くり返し読んでいる人もいるようです。 人間の営みは、21世紀…

『人間は安楽に満足して生きたいと思うが、自然は人間が安楽と無為の満足に甘んじさせず、労苦や労働に打ち克つ手段の発見に知恵をしぼらせようとして、労苦や労働のなかに人間をほうりこむ。 カント』 パスカルによると、人間はいつも何かを考える生き物だそうです。 問題は何を考えているのか？ ですね。 「快」「楽」をイメージしながら、現実は「金」「苦」がグルグルしている人もいいるのかも知れませんね。 人は、どうして「労働を苦役」だと感じるようになったのでしょうか？ それは、エデンの園から追放された後ではないかと言われています。 ただし、労働の本質を理解している人は喜びや充実感を伴って「ハタラク（周囲の人を楽…

◉ 確かに会社員としての最盛期や現役時代にたくさんの苦労やストレスは数えきれぬほどあったと思う。だけど、今となっては良いことしか覚えていない。 直近4、5年を振り返っても、ストレスフルだった時の細かいことなんか、頭も体も覚えていたくないのだろう、もうすっかり忘れている。人間なんてそんなもんだ、ですよね。（これ、『歳のせい』もあるな…笑） （山王日枝神社の本殿前の梅。2022/2/21） ◉ 親の介護から医療・治療のことを家族としてあれやこれやと、いろいろマネージしていると、確かに "苦労を忘れる頃、幸せの花は開く" 🌼🌸 …のですが、それはそれ、別の今起きていることの心配事やその「面倒」を乗り…