アダム・スミスの像 アダム・スミスの経済学を理解する近道は、国富論という考え方を知ることです。国富論とは、国を本当に豊かにするものは何かを考えた理論です。お金の話に見えますが、実は人の行動や社会のしくみを分かりやすく説明した内容になっています。 アダム・スミスが生きていた時代、人々は「国がたくさんの金や銀を持っていれば豊かだ」と考えていました。そのため、国は貿易や仕事のやり方を細かく決め、人々の行動を強く管理していました。しかしスミスは、ここで立ち止まって考えます。宝物が増えても、人々の暮らしが楽にならなければ意味がないのではないか、という疑問です。 国富論でスミスが示した答えは、とてもシンプ…