こんにちは。きのひです。 「錦の松」 中島 要 著 を読みました。 2016年2月18日 第一刷発行 お糸は江戸神田岩本町にある一膳飯屋「だるまや」の一人娘。 加賀料理の店、加賀味にやってきました。 加賀味は前田(まえだ)家の御家来が贔屓(ひいき)にしているという格式高い料理屋です。 一年前に「だるまや」の前に置き去りにされていた赤ん坊は加賀味の主人の孫でした。 加賀味の死んだ跡継ぎが修行先で女をはらませ、その女が江戸で行き倒れて赤ん坊を残して死んでしまった。 道中手形と赤ん坊の着物に縫いつけられていた背守りから身元が判明しました。 母親はおたえ、赤ん坊は孝太(こうた)という名前だった。 「あ…