沖縄県の町。
沖縄本島中部の東シナ海側に位置し、嘉手納町・沖縄市・北中城村・宜野湾市に囲まれている。
県都那覇市からは北に16kmの位置にある。
町域の53.5%をキャンプ瑞慶覧、キャンプ桑江、嘉手納飛行場、陸軍貯油施設の米軍基地で占める基地の町である。
海沿いのハンビー飛行場返還跡地は大型商業施設を中心とした再開発を行った結果、
急激に都市化が進み、基地返還後の跡地利用の成功例とされている。
北前・北谷・美浜地区は、本島中部地区の若者の町として発展してきている。
人口:26,377人(2003年9月末現在)
面積:13.62km2
北谷は9つの村、安仁屋・北谷・桑江・平安山・砂辺・野国・屋良・嘉手納・山内からなっていた。
1671年の宜野湾間切創設の際に安仁屋を宜野湾間切へ、
山内を越来間切(現在の沖縄市)にそれぞれ編入した。
残る7つの村を分割して新しく5つの村、玉代勢・伝道・伊礼・浜川・野里を増やし、
12村にしたといわれている。
1908年に特別町村制が布かれ、北谷間切を北谷村に改称した。
終戦後は北谷全域が立ち入り禁止区域となったため、
1946年4月隣の越来村嘉間良に仮役場を設け行政を開始した。
その後、1946年10月に桃原地域の一部に居住が許されたので役場も移転し、
嘉手納・謝苅から徐々に居住許可地域が拡大され復興していった。
北谷村は、村の中心部が基地に接収され区域も南北に分断されてしまったため、
1948年に嘉手納村(現在の嘉手納町)がやむなく分村した。
その後山間地の開発や基地返還に伴う開発により人口増加が続き、
1980年に町制を施行した。
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