迷走(めいそう)神経のひとつ。脳から首のところで枝分かれして下の方へ行き、左側は大動脈弓を前から後ろに回り込んで上に向かい、右側は右鎖骨下動脈を前から後ろに回り込んで上に向かう。上方に向かった反回神経は、両方とも甲状腺の裏側を通って喉頭の声帯を動かす筋肉に至る。 そのために「反回神経」と呼ばれる。首から一旦下方の胸部にまで行って、また上方の喉頭に行く長い経路を持っているので、首の病気や胸の病気で障害され麻痺を起こすことがある。
『反回神経により供給される内転筋群の神経パターンの多様性』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 喉頭の内転筋における反回神経からの神経供給パターンを75(片側150)のヒト喉頭で解剖調査。披裂筋,外側輪状披裂筋,甲状披裂筋は、反回神経だけでなく、上喉頭神経の内枝および外枝からも神経支配を受けていた。 披裂筋の神経枝の総数は4〜8本(平均5.5本)で、そのうち2本は反回神経から、残りは上喉頭神経の内枝からだった。132例(88%)では披裂筋(内転筋)と後輪状披裂筋(外転筋)の支配神経は、反回神経の共通の1つの幹から発生していた。12例(8%)では披裂筋への神経が外側輪状披裂筋への枝も…
A. 喉の病気はもちろん、呼吸機能、肺や心臓、食道、甲状腺などの疾患、睡眠不足、過労、脳の障害の予兆などが、声に出る場合があります。 特に声帯を司る反回神経の圧迫による音声障害のときは、命に関わる大動脈瘤の危険があり、それは、声の異常から発見されることもあります。
1番初めに甲状腺の細かい検査などをした時に医師に聞いたのですが、 この腫れは 「小さくなる人もいれば大きくなる人もいる、でも大抵の人が見栄えを気にして摘出する」 とのことでした。 薬漬けになるのが嫌なので、腫れ以外の異常がないのであれば放置しようと決めた僕ですが、いずれは手術する可能性もあるとも考えました。 前の記事でも軽く触れましたが、甲状腺のすぐそばには声帯をコントロールする反回神経というものがあります。 また、高い声や強い声を出すための筋肉調節をする上喉頭神経外枝というものもあります。 手術の際にこの神経に触れる必要が少なからずあり、傷ついてしまうと声枯れ(嗄声)になってしまう可能性が大…
以前の記事で、手術後の後遺症で嗄声は無いと書きましたが、無理をし過ぎると声は枯れます。 私自身の体験談ですが、嗄声を懸念されている方の参考になればと思います。 喋り過ぎ アレルギー 対策 喋り過ぎ 体調も戻ってきたので、仕事も以前以上に頑張りまくっています。 そして、ここ最近仕事でしゃべる機会が増えてきております。 とある1日 電話会議 1時間×2 電話会議 2時間 説明会 1時間 面談 1時間×3人 この日は途中で声が出なくなりました。 プレゼンが多くて大声で2時間くらい話をしていたので、面談の時には喉がガラガラになっていました。 以前は水を飲んだり、お茶を飲んだりしていると良くなっていたの…
自宅療養5日目 甲状腺乳頭癌 術後9日目 今現在、甲状腺乳頭癌の手術後の合併症と戦っています。 「8つの神経麻痺」 について説明を受けていた項目が術後どうだったかをチェックします! これから甲状腺全摘出やリンパ節郭清の手術を受ける方にイメージを持ってもらえればと思います😉👍✨ 各種の神経麻痺 反回神経【片側】:嗄声、誤嚥 反回神経【両側】:呼吸困難 顔面神経:下唇麻痺 舌下神経:舌が動きにくい 副神経:右上肢が挙げにくい 横隔神経:横隔膜挙上(自覚症状はない) 交感神経:眼瞼下垂、発汗異常 皮神経:頸部感覚障害(首で感じなくなる) まとめ リハビリ日誌 外食チャレンジ 各種の神経麻痺 kang…