私たちが街中でタクシーを利用する際、当たり前のように料金を示してくれるメーター。この小さな箱は、乗客と乗務員の間の信頼を担保し、日々の営業を支える、タクシーという社会インフラに不可欠な心臓部です。しかし、ライドシェアの台頭や深刻な乗務員不足、そしてキャッシュレス化やDXの波など、タクシー業界は今、大きな変革期を迎えています。その最前線で、タクシーの「公正さ」と「進化」を支え続ける専門企業は、どのような経営を行っているのでしょうか。 今回は、1952年(昭和27年)の創業以来、70年以上にわたってタクシーメーターと共に歩み、首都圏のタクシー事業者を支え続けてきた老舗の専門企業、日本自動車メーター…