古書を購入するたび 息子に 「また呪物きた」と言われる 油紙 黒ずみ 現代では使わない文字 あながち間違いでもない まあ それ以上の事は口を出さずにいるので 恐らく お金の用途の感覚の違い こっちだって 息子YOなんでそれを買うかね?と思うことは往々にしてある あちこち歩いて適当に手ごろな古本を買うのも楽しみの一つだ 時折 おまけがついてくる 誰かの栞や 書き込まれた文字 著名人のサイン などだ いつかの夏ごろ適当に数冊購入した古本の中に 思いがけず手書きのメモが挟まれていた メモ紙自体は 昔 ご挨拶などで配られた社名入りのメモ用紙の雰囲気 レトロな なつかしいデザイン 薄い緑で社名が印刷され…