台南

国立台湾文学館は、1916年に建てられた日本統治時代の台南州庁をリノベーションし2003年にオープンした。戦後には台南市庁舎や空軍補給司令部として利用され、2003年には国家史跡に指定されている。 ここは台湾初の国家レベルの文学博物館で、台湾の多様な民族文化による文学遺産を収集し、展示や教育プログラムを通じてその魅力を発信している。館内には、文学に関する展示室、図書館、アートショップ、カフェが設けられている。 当時の建築としては、石造とレンガ造の外壁にマンサード屋根という3段構成のファサード、シンメトリー構成、半円形のアーチ窓、列柱がある西洋スタイルであった。リノベーションでは、旧建物の裏側に…

台南美術館第一館は、日本統治時代の1931年に建設された元台南警察署を美術館にリノベーションしたものである。1998年には台南市の古蹟に指定されいて、リノベ後は2019年にオープンした。 もともとの警察署は、外壁にレンガが用いられたRC造の建物で中庭を囲む配置で、アールデコ調の建築様式を特徴としていた。リノベーション設計では、この元警察署建物（旧館）の裏手に地上3階、地下1階の新館を増設し、中央のガラスの廊下で旧館と繋げている。 総展示面積は約1,500㎡で、10室の展示室、ワークショップ、カフェ、ショップ、収蔵庫、文化財修復スペースなど、多機能な文化空間があり、1階には建物の歴史や構造を紹介…

日本統治時代の資料をもとに作られた絵葉書を購入した。 絵葉書 県境、港、鉄道路線（製糖工場が使うものも含む）、主要な河川や山とその高さが書いてあるのは納得だけど、このなかにあえて温泉の情報も入れ込むところに、日本人の温泉に対する熱い思いを感じた。 それにしても、温泉いっぱいあるなあ…そしてまだ行ったことがない温泉地ばかりだ。 ちなみに、こういうのも一緒に買った。 台南の赤崁樓（これも日本統治時代の資料がベース） ちなみに、この絵葉書は日本にいる家族におくった。 家族も歴史が好きなので、きっと喜んでくれるのは、と思っている。

すっかりさぼり気味のブログですが、ご覧いただきありがとうございます。 旅行に行く元気だけはあります(^^)v ダイジェストばかりになっていますが、2024年11月の台湾の旅のようすをざっくりとお伝えしたいと思います。

臺南成功路郵局の前で、ローカルデザインポストを発見した。 台南のご当地ポスト 描かれているのは劍獅という、剣を咥えた獅子。 台南の中でも、特に安平の住宅の外側に付けられていたもので、魔除けの意味があったそう。 そういえば、年明けにみにいったランタンフェスティバルでもみかけたことを思い出した。 劍獅のランタン 設置場所こそ違うけど、沖縄のシーサーや、金門の風獅爺みたいな感じかなあと思ったた。 金門の風獅爺はちょっと役割が異なる（もともとは防風目的だった）ので一括りにするのは乱暴かもですが、屋根の上に魔除けとしておく私設の風獅爺は結構近いものがあると感じる。 金門の風獅爺

烏山頭ダムのすぐとなりにある、八田與一紀念園區で八田技師のお家にいった。 当時のものがそのまま残っているのではなく、あとから再建されたものではあるが、非常にきれいで、晴れの日のみ中を参観可能。 お庭にお池もあった。 台南にいながら、まるでおばあちゃんのお家に来たかのような懐かしい雰囲気。 天神様を飾る習慣は、日本のご当地習慣と思われるが、どうなのだろう？ うちには男兄弟がいないので、日本人ながら知らず。石川県出身（ただし八田技師の出生地である金沢市ではない）の友人に聞いたけれど彼も知らず。 家族写真や絵画もかざってあった。 ちなみに、このすぐ隣に赤堀宅という日式建築があり、蔦町和菓子というお店…

台南の「四大月老」のひとつ、大觀音亭へいった。 1678年創建の廟で、婚姻を司る月下老人が祀られている。 月下老人は道教の神だが、ここでは名前のとおり、観音菩薩も祀られていて、道教と仏教の信仰が混在している。 日頃の感謝と、今後の願いを込めて参拝した。 大觀音亭興濟宮 大觀音亭 大觀音亭の説明 大觀音亭 大觀音亭 ちなみに、おとなりには興濟宮という、道教の廟がある。 興濟宮 興濟宮の説明 興濟宮 今回の台南旅行のメインは、烏山頭ダムに行くことだったのだが、予想外の豪雨で台南中心部で過ごす時間が長くなったので、ちょうど調べて知った「四大月老」を参拝したりした。 ↓今回参拝したもう一つの「四大月老…

体調不良とコロナで止めていた海外旅行だが、再開第一号として「Maker Faire Taipei（台北）2024 」に行ってきた。例によって妻による旅の記録。長文注意です、 -----------------------------------台湾の台北で開かれるメイカーフェアに参加するからついてきてくれと言われ、一番最初に確認したのは椅子の形状だった。 その昔、夫は東京の「Maker Faire Tokyo」にエントリーして当選、出展したことがある。おかげで私は荷物持ち兼トイレ番として、自分には全く理解できない、理数系の皆さんが醸し出すものすごい熱気の中、丸いスツール一つで過ごすことになった…

台湾は、東アジアの中心に位置する美しい島であり、その豊かな歴史と多彩な文化が訪れる人々を魅了します。日本から約3時間のフライトで行ける台湾は、近年観光地としての人気が急上昇しています。その理由は、風光明媚な自然、古都の情緒、そして心温まる人々のもてなしにあります。本ブログでは、台湾の歴史的背景と文化的な魅力について掘り下げていきます。 １．古代から近代までの台湾の歴史 台湾の歴史は、4000年以上前にさかのぼることができます。当時、台湾には先住民族が住んでおり、その多くはオーストロネシア語族に属していました。彼らは独自の言語や文化を持ち、島全体に広がる村落を形成していました。17世紀になると、…

高雄にも開封路があった！ jaike.hatenablog.jp ゆうべガイドブックの地図を眺めてて発見した。台北の開封街は、台北車站近くの河南の地名が集まる中にある、東西方向の繁華街。一方、高雄の開封路は高雄車站の近くから、南北に伸びる通り。駅近なのは共通している。台湾主要都市の台中や台南などにもまだまだありそう。 そもそもこのネタは、上海の开封路から始まった。 jaike.hatenablog.jp 現在は知らないが、鄙びた裏通りの住宅街だった。火车站とは一切関係ない地区。高雄と同じ南北方向の道筋ではあった。この両国?における2都市の相関関係から推察するに、北京市にも开封街があるべきだよな…

吉川隆弘 ピアノ・リサイタルを見る。豚せいろ。あざみ野に出て、メンテナンス。山内図書館に寄る。尾山台に出て尾山台図書館。荏原町に出て源氏前図書館。自由が丘から元町・中華街に出てイギリス館でカレンダーを買う。神奈川近代文学館で安部公房展を見る。文豪。砂の女。東北銘醸の砂潟をスプリッツアーのようにしたもの。自由が丘経由で戻る。上海焼きそば＋炒飯。キムチ鍋を作る。 尾山台図書館 大規模言語モデルを使いこなすためのプロンプトエンジニアリングの教科書 源氏前図書館 愛の台南 豆乳 おうちごはんの神 スターズ・オブ・'66 ツイン・ピークスシークレット・ヒストリー

先日、知り合いと、コロナ明け久々に再会することとなった。 場所は台北。知り合いは進学のために台湾にきたのだそうで、まさかここで再会することになるとは夢にも思わなかった。 中文は勉強を始めた直後、ときいていたので、写真付きのメニューがあるお店がいいかなと思い、度小月擔仔麵の忠孝店で食事をすることにした。 度小月の店舗でも、忠孝店は予約が可能（しかもウェブ）なのでありがたい。ちなみに、予約しても、人数揃わないと席に着けないくらい賑わってた笑 ※台北と台南にお店がある dou4hua1.hatenablog.com 今回は、擔仔麵と睡蓮と、三杯鶏も頼んだ。一人だと注文できてもせいぜい2品なので、複数…

今年の1月からずっと、毎月にゃーの両親が台北へ来てくれています。 豆を出産するまでは、私たちの様子を見に来たり、つわりが改善してからはベビー用品を一緒に見に行ったりしました。 豆が生まれてからは、数時間子守をしてくれたり、足りないものを買いに行ってくれたり。 で、豆が生まれてからはにゃーママが家のキッチンで料理を作ってくれることが増えました。 一気に3食分ぐらい作ってくれることもあり、にゃーママはかなり疲れるだろうなぁ…と思いますが、私もにゃーもにゃーママ料理が恋しいので思い切り甘えさせてもらっています。 結局、今年は台南へ帰るチャンスはなさそう。帰らなくてもにゃーママ料理を食べさせてもらえて…

こんにちは！ Golden Hearts Publicationsの梅本です。 週2-3回、Golden Hearts Publications作品のご紹介をしている「今日の1曲」。 参考音源を聴くだけでも良いので、少しだけお時間をください！ 今日はスーユー・ホァンさん作曲のフルート6重奏のための作品「幽霊湖の恋（ダルバリン）」をご紹介します。 ■原題または洋題：小鬼湖之戀（Dalubaling） ■作曲者：スーユー・ホァン（黄思瑜：Ssu-Yu Huang） ■演奏時間：約3分10秒 ■出版社：Ssu-Yu Huang / Golden Hearts Publications ■参考音源：Y…

さらに移動して松江南京駅の辺りに来ました。 どんなエリアか知らなかったけど地元の人がお買い物するようなお店が結構並んでる。 この黒いのは季節のフルーツ？ナッツ系？らしく、試せば良かったなー。 ◆大茗本位製茶堂◆ 台南で美味しかった花茶大師の茶葉が買いたかったのでここまで来たけど台北ではドリンクのみの販売とのことで諦めて同じく台南で気になったこちらのお店でドリンクを購入。 アボカドクリームティーはアボカドの青臭さはなく爽やかさを感じる程度で濃厚な甘じょっぱいクリームが不思議だけど上手く調和できていて美味しい。 一時期流行ったチーズクリームティーに似てる。 この辺りは他にもキャラクターとコラボして…

扇型車庫 本日は桃園か新竹あたりに行こうかと思ってました。 朝、台北車站に出向くと、海線経由のしかも莒光号がすぐの発車でしたので、すぐさまチケットを購入。 莒光号はいつ廃止になってもおかしくない客車の急行に相当する列車です。また、海線はまだ乗ったことがなく、思いきって行くことにしました。 所要時間3時間30分、着いたらもう昼を回ってました。 名前を書くだけで入場可能 日本では梅小路機関庫が同様の転車台のあるところですが、現在は鉄道博物館になっていますね。こちらは現役だそうです。 鉄ちゃんばかりがやってきているのかというと、そうでもなく、家族連れもたくさんおりました。 遅い昼食は駅の近くの肉圓屋…