先日、高齢の父が「親鸞展」を見に行きたいというのでお供(おとも)でついていった。 生誕850年を迎える親鸞聖人をお祝いして、京都国立博物館で大々的に開催されている親鸞展は、浄土真宗各派の寺院から集められた法宝物が一堂に会し、なかなかに見ごたえのある展覧会だった。親鸞聖人や「歎異抄」の著者といわれている唯円の直筆の書状や写本もたくさんあり、あの有名な 『善人なほもつて往生をとぐ、いはんや悪人をや』 の一文の直筆を見た時は感激した。 ゆっくり観覧していると3時間近くがたっていて、わたしはけっこう疲れていたのに父が大丈夫そうだったのには感心した。昔の人、恐るべし。 父も大満足して帰ってくれて、なかな…