私は国語が大嫌いだった。 小学校の頃は特に国語の授業が憂鬱だった。 夏休みの宿題の読書感想文は特にひどかった。あとがきだけを見て提出していた。唯一、夏目漱石の“ぼっちゃん”は読んで面白かったというかすかな記憶はある。 では、苦手科目かというとそうでもなかった。 少なくとも私の子供時代は、国語も記憶するウェイトが高かったように思う。 特に、漢字テストは印象にある。 漢字や四字熟語はひたすら記憶して、テストに臨んでいた。 要するに、国語を純粋に学ぶ気持ちがほとんどなかったのが子供時代である。 そして、古文や漢文になってくると、ますます、記憶のみの世界にハマっていった。 こんな感じて、国語からどんど…