兵器用の爆弾の一種で、人や車両などがその上や、近距離を通過したことを感知して爆発する。
地雷といえば踏みつけた足を離すとその場で爆発するというイメージが大きいが、これはもっとも単純な部類であり、踏んで数秒たった後に上空1m程にまで飛び上がって爆発するなどより効果的な殺傷能力を持たせたものなど、バリエーションも多い。
ちなみに、対人用地雷は、対象を殺すことだけではなく、処置を施せば生命は保てるが、兵士としては致命的な負傷*1を負わせることによって、軍隊にとって直接的な損害(負傷者)と、間接的な損害(負傷者を助けるために人手が割かれる)の双方を、極めて安価に与えることが可能な兵器であるため、ゲリラなどが正規軍を相手にする場合など非常に多く用いられる。
また、地雷の効果は爆発するまで半永久的であり、埋設されたと「考えられる」地域は完全な安全が確認されるまで通行が不可能になるため、戦術的に非常に有効な武器の一つであるが、無差別に殺傷を行なう兵器であることも相俟って、戦争や紛争後、地域住民へ多くの被害を与えることもまた事実である。
なお、船舶用のそれは「機雷」と呼ばれる。
また、通俗的な用例として以下の2点が挙げられる。
2つめの例に関しては、元はライトノベル系の小説で、あまりにもあんまりなものを読んでしまった人の感想に由来すると、第一記述者は考える(「地雷踏んでしまいました」「地雷でした」などなど)。あえてその手のものを読もうと試みる勇者を「地雷処理班」と呼ぶらしい。2ちゃんねる・ライトノベル板の用語か。
また市販ハードウェア等で、何らかの設計上の不具合を抱えた製品に対しても用いられる。地雷製品は初期状態のままなど通常の使用では一見して正常に動作する事が多く、増設や負荷の増加、経年劣化などある種の条件によって不具合が発生することから地雷に例えられる事が多い。
*1:手や足を切断するなど