1959年生まれ。東京都出身。 民俗学・民衆文化論が専門の学者 BSマンガ夜話の司会
早稲田大学卒、成城大学博士課程 国立歴史民俗博物館助教授、97年辞任 2007年より札幌国際大学教授。
公式ブログ king-biscuit WORKS http://d.hatena.ne.jp/king-biscuit/ Twitter @kingbiscuitSIU
別冊宝島Real 17「腐っても『文学』!?―作家が知事になり、タレントが作家になる時代のブンガク論」(大月隆寛 監修、2001年)を図書館で借りる。 なぜこんなカビの生えたような、内容的には完全に死文化していると思われる本に手が伸びたかというと、 「好きだから“ブンガク”をやる」とか、そんな呑気なことじゃないんですよ!と題する中原昌也のインタビューが載っているからで、それに加えて、当ブログが注目する執筆陣(小谷野敦、吉田豪、大谷能生)の記事がまとめて載っているからなのだ。 この組み合わせって、今見ると結構斬新じゃね? というわけで、これらの記事についての感想を。 まず ・私小説の末裔?近ごろ…
*1 先日、三浦小太郎さんが、かつて自分の書いた「無法松の影」という本をとりあげて、えらくほめてくださっていたんですが、それを受ける形で、今日はその素材になった「無法松の一生」の話をしろ、ということなので、少しお話しさせていただきます。 というのも、たまたまいま、ご当地札幌で、映画版の「無法松の一生」が上映されているんですね。札幌駅の上のシネコン、札幌シネマフロンティアで、毎日朝10時からの一回だけということですが、先週17日から今月末30日まで期間限定でやっている。これは何かのお引き合わせかもしれない、ということで、その上映を勝手に後押し、宣伝するような意味あいも含めて、そしてまた「無法松の…
※Science Communication Newsは科学技術政策や科学技術コミュニケーションの動向を ウォッチするメールマガジンで、毎週1回程度配信されます。 ※詳しくは以下のサイトをごらんください。 http://www.kaseiken.org/活動/※購読の登録、解除も上記サイトよりお願いします。こちらで代行はいたしませんので ※ご了承ください。 ※以下でも随時情報を提供しています。 はてなブックマーク http://b.hatena.ne.jp/scicom/ twitter http://twitter.com/kaseikenorg 科学・政策と社会ニュースクリップ https…
ルポ 大学崩壊 (ちくま新書)作者:田中圭太郎筑摩書房Amazon■ 不適切入試を学長が告発、理事長は反論 「運営法人側が助成金を得る狙いで不適切な入試を行った」 札幌国際大学の当時学長だった城後豊氏は、二〇二〇年三月三一日に札幌市内、北海道庁の記者クラブで記者会見を開いた。大学を運営する法人が、日本語能力が不十分な学生外国人留学生を多数入学させたと主張したのだ。私立大学の現職学長が大学の法人を告発した、極めて珍しい会見だった。城後氏はこの日をもって学長を退任することが決まっていた。 関係者の話によると、問題が起きたのは次のような経緯だ。大学には二〇一九年度、三九一人が入学した。そのうち留学生…
田中圭太郎『ルポ 大学崩壊』(ちくま新書)から、札幌国際大学の留学生をめぐるワヤについての部分。取材を受けたし、また内容の細部についての説明やコメントもした。自分自身の書いた仕事ではないが、札幌国際大学問題についての一連のエントリー関連ということで、アップさせていただいた。為念。 ルポ 大学崩壊 (ちくま新書)作者:田中圭太郎筑摩書房Amazon■ 不適切入試を学長が告発、理事長は反論 「運営法人側が助成金を得る狙いで不適切な入試を行った」 札幌国際大学の当時学長だった城後豊氏は、二〇二〇年三月三一日に札幌市内、北海道庁の記者クラブで記者会見を開いた。大学を運営する法人が、日本語能力が不十分な…
現在(2022年度後期)、某大学で「社会学」と称して「異界と異世界の社会科学」という授業をやっています。そろそろレポートの季節になってきたので、学生のために、授業の参考にした資料を列挙したページをLMS内に作りました。もしかすると異界や異世界について参考になるかもしれないので、ブログのほうでも公開します。 なお、「異界」や「異世界」は幅広く取り、死後の世界や神々の世界のみならず、四次元やほかの天体、廃墟、心霊スポットなども含めています。
1962年(昭和37年)0歳 7月7日 青森市で誕生。父・英市、母・節の長女。実家は「関ガラス店」を経営。 ひらひらの服とか着てたんですよ。しかも髪の毛が長かった。それで毎朝、お母さんとおばあちゃんがあたしの髪を三つ編みに結うの。で、「今日はどのリボンにしましょう」って、ほとんどお嬢様状態(笑)。まあ初めての子だったから、親も力入ったんでしょうね 後に2歳下の妹、7歳下の弟が生まれる。父は青森商業高校ボクシング部OBで、ボクシングのレパード玉熊の後援会長をしていた。 1965年(昭和40年)3歳 聖マリア幼稚園に通常より1年早く入園。特別四年保育を受ける。 幼稚園のとき読んだ少女マンガで覚えて…
1972年(昭和47年) 6月29日、青森県八戸市にて出生。 1987年(昭和62年)15歳 中学時代にジャズの魅力に目覚める。 1990年(平成2年)18歳 青森県立八戸高等学校卒業。横浜国立大学教育学部入学。のち中退。 大学ではモダンジャズ研究会(YNU MODERN JAZZ SOCIETY)に所属。 1996年(平成8年)24歳 9.30 音楽批評誌「エスプレッソ」第1号発刊。正式名称は「オーバーロード別冊/オーバーロード/エスプレッソ 第一号」で、特集は「リスナー至上主義! Ninja Tune」。横浜国立大学広告デザイン研究会のメンバーが発行していた「オーバーロード」というミニコミ…
第二章 団塊の世代が作り出したパラダイム・ターミノロジー●団塊が団塊と呼ばれる理由 ――さて、ここからは「団塊的なるもの」は本当にあるのか、というあたりに絞って、話を深めてみたいと思います。 今までの話では、団塊の世代批判というのは本質的な批判になっていないものがほとんどで、結局、みんな同じじゃないか、となってしまいかねないわけですが、そもそも、団塊の世代を批判する時に、半ば自動的に想定されるその「団塊的なるもの」の中身は、果たしてどういうものか、ということを考えてみたいな、と。言い換えれば、イメージとしての団塊、に焦点を当ててみよう、ってことです。 ならばとりあえず、ありがちな団塊批判のステ…
やばい
伝説の漫画と呼ばれる新井英樹『ザ・ワールド・イズ・マイン』について、各界の著名人が絶賛するコメントをまとめてみた。 くるり岸田繁 阿部和重(小説家) 伊坂幸太郎(小説家) 松尾スズキ(劇作家) 呉智英(評論家) 深作欣二(映画監督) 町山智浩(映画評論家) 岡田斗司夫 大月隆寛(民俗学者) 真説 ザ・ワールド・イズ・マイン 1巻(1) (ビームコミックス)作者:新井 英樹KADOKAWAAmazon くるり岸田繁 くるり岸田繁は、本作に大きな影響を受け、本作と同名のアルバム『THE WORLD IS MINE』をリリースしている。 ワールド・イズ・マインを知らない子供達へ。世界の残酷さの裏側を…
*1 私は、原告の大月隆寛です。2020年8月28日に本件訴訟を提起いたしました。すでに、陳述書は提出しておりますが、仮処分の審理のために作成したものですので、本件の訴訟における大学側の主張も踏まえて、下記の通り陳述いたします。 私の懲戒解雇理由は、懲戒処分告知書(甲14号証)によりますと、①城後豊前学長が実施した記者会見に同行したこと、②ツイッターの書き込み、③「教授会一同」「教授会教員一同」名の文書を城後豊前学長が手交する場に立ち会ったこと、④平成27年4月1日~令和2年3月31日までの期間に65回開催された教授会に8回しか出席していないこととされております。 しかし、いずれも懲戒解雇とな…
ネイティブレベルに英語を話せる価値はあるのか?|🧸|noteぼくはこの記事を興味深く読んだ。というのは、ぼくは「ネイティブレベルに英語を話すこと」を目指したことがないからだ。これはぼくのユニークなところかもしれない。ぼくが子どもの頃はむしろ英語で世界と渡り合えている(少なくとも、世間がそう認めている)日本人に憧れた。大橋巨泉や村上春樹、坂本龍一といった人たちだ。裏返せば、ぼくは「努力すれば到達できるかもしれないところにいる人」に憧れたと言えるのかもしれない。ネイティブなんてなろうと思ってなれるものじゃないんだから、早々に諦めて自分の目指したいロールモデルを見つけた、とも言えるのではないかと思っ…