自分の限界を決めるのは自分自身──母の回復から学んだこと 4月に大腿骨を骨折するという大けがを負った91歳の母が、リハビリステーションでの訓練を経て、いまでは杖を使って歩けるまでに回復しました。 高齢者が大腿骨を骨折すると、寝たきりになってしまうケースが多い中で、ここまで回復できたのは奇跡的とも言えます。母がここまで来られた最大の理由は、「元の生活に戻りたい」という強い意志、つまりモチベーションにあると思います。 もしその意志がなければ、人に依存する気持ちが芽生え、本来備わっている機能は次第に失われていくのではないでしょうか。 私は今回、母の怪我とそこからの回復を見ていて、人間の本来もっている…