古事記と日本書紀(記紀)によれば、日向国は初代・神武天皇が生まれ育った場所であり、神武東征(じんむ とうせい)のスタート地点とされています。 神武天皇は、父・ウガヤフキアエズ、母・タマヨリビメの第四皇子で、即位前はイワレビコと呼ばれていました。 生誕地は諸説ありますが、ウガヤフキアエズの宮殿が、宮崎県の佐野原聖地(さのはら せいち)にあったとされています。 高千穂(たかちほ)にある槵觸神社(くしふる じんじゃ)は、天孫・ニニギノミコトが降臨した地と言い伝えられています。 ニニギノミコトが降臨したのは、本殿の裏にある槵觸山の槵觸岳(くしふる だけ)とされており、その為、長らく槵觸山は神体山として…