12,心のほこりについて をしい 心の働き、身の働きを惜(お)しみ、税金や納めるべき物を出し惜しむ。また、世のため、人のための相応の務めを欠き、あるいは、借りた物を返すのを惜しんだり、嫌なことを人にさせて自分は楽をしたいという心。 ほしい 努力を怠(おこた)り、十分な働きもしないで金銭を欲しがり、分不相応に良い物を着たい、食べたい、また、何によらず、あるがうえにも欲しいという心。 にくい 人の助言や忠告をかえって悪く取って、その人を憎む。また、嫁姑(よめしゅうとめ)など身内同士の憎み合い。さらには、人の陰口を言ってそしり、笑い、あるいは罪を憎まず人を憎むという心。 かわい 自分さえ良ければ人は…