私は、老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。老人ホームで援助の際に、元小学校教諭の入居者と話をする機会がありました。その入居者は、80歳代後半の女性で、とても元気そうに話をしてくれました。 彼女は、小学校教諭として30年以上勤め、多くの生徒を教えました。教師の仕事は大変なことも多いが、生徒たちの成長を見守る仕事は、とてもやりがいのある仕事だったといいます。 彼女は、生徒たちから「先生のおかげで、勉強が楽しくなった」「先生のおかげで、将来の夢が見つかった」という言葉をもらったこともあった。そんな言葉をもらうたびに、自分の仕事が本当に大切なものなのだと実感したという。 彼女は、定年退職後も、…