戦前のジャーナリスト。スパイ。第五列の典型とされる。 朝日新聞の記者であったが、上海支局勤務中に中国共産党と接近しリヒャルト・ゾルゲと出会いスパイ活動を開始。帰国後近衛文麿のブレーンとなり、、蒋介石の国民政府との講和に反対し、日中戦争の長期戦を主張した。その後満鉄調査部の嘱託となったが、ゾルゲ事件に連座し逮捕され、1944年に治安維持法違反等で処刑された。
→第五列
東京都立多磨霊園(府中市)には、歴史の教科書やテレビ番組に出てきた有名な人がおおぜい眠っています。 それぞれの方がどのような生き方をされたのか、リアルに感じたくなって「お墓」を訪ね、いろいろ調べてみました。 まずは、ゾルゲ。 もくじ 「ゾルゲ」って何者? 日本でスパイ活動をした スパイ・ゾルゲの2つの功績 「墓」が日本にあるわけは? なぜ多磨霊園にゾルゲのお墓が? ゾルゲはいま、ロシアの英雄!? ロシア大使館がゾルゲの墓を管理 あのプーチンがゾルゲにあこがれた! 参考 「ゾルゲ」って何者? (ウィキペディアから引用) 「ゾルゲ」は旧ソ連のスパイです。 昔、日本軍が中国の東北部で満州事変(193…
《吾々のグルーブの目的任務は、特にゾルゲから聞いた訳ではありませぬが、私の理解するところでは広義にはコミンテルンの目指す世界共産主義革命遂行の為、日本に於ける革命情勢の進展と、之に対する反革命の勢力関係の現実を正確に把握し得る種類の情報、並(ならび)に之に関する正確なる意見をモスコーに諜報(ちょうほう)することにあり、狭義には世界共産主義革命遂行上当面最も重要にして其の支柱たるソ聯(れん)を日本帝国主義より防衛する為、日本の国内情勢殊(こと)に政治経済外交軍事等の諸情勢を正確且(か)つ迅速に報道し、且つ意見を申(もうし)送つてソ聯防衛の資料たらしめるに在るのであります。 従つて此の目的の為には…
尾崎秀実は、逮捕後の訊問(じんもん)に、次のように答えている。 《日本は終局に於て英米との全面的衝突に立到(たちいた)ることは不可避であらうことを夙(つと)に予想し得たのであります》(『現代史資料(2) ゾルゲ事件(2)』(みすず書房):5 検事訊問調書:第20回訊問調書、p. 203) 日本と英米が全面衝突するのが不可避であるというよりも、世界に共産主義革命を起こすために、何としても日本と英米を前面衝突させようという魂胆である。 《勿論日本は其の際枢軸(すうじく)側の一員として立つことも既定の事実でありました。此の場合日本の勝敗は単に日本対英米の勝敗によつて決するのではなく、枢軸全体として決…
尾崎秀実(おざき・ほつみ)は、如何なる思想の持主であったか。 《近来私の世界状勢判断の中心点をなして来たものは第2次世界戦争が不可避であるという点でありました》(『尾崎秀実集 第4巻』(勁草書房):上申書(1)、p. 297) このように尾崎が考えるのは、多分にマルクス思想の影響がある。が、これは、資本主義の矛盾を戦争によって解消せんがために第2次大戦となるのは自然避けられないというよりも、第2次大戦を引き起こすことで資本主義社会を意図的に終わらせようするものであった。 《列強の盲目的な帝国主義角逐(かくちく)はその矛盾を結局大規模な戦争によって解決せんと試みざるを得ないであろう。しかもそれは…
自由には秩序がなければ成立しない。 《せいぜい、鬘(かつら)師か風呂屋なら、誰がなろうと客にとって大きな支障はないだろう。しかし、薬剤師や医者はどうだろう。もししかるべき大学を出る必要がなくなったら、患者はやぶ医者や偽医者の思いのままになってしまうだろう。でもそれが何だと言うのだ。平等とは資格とかエリートとかを廃止することではないのだろうか。国民公会は首尾一貫した態度をとり、医学部は無用だとしてこれを閉鎖した。 革命家の新聞は、職業の自由を熱烈に歓迎した。しかしながらマラは、その『人民の友』(ラミ・ヂユ・プープル)紙において、危険を予見した。「各人が、その能力を試験されることなしに、勝手に職業…
ロシアがウクライナに攻め込んでプーチンの評価はガタ落ち、ロシア国内でも反戦デモが起きている。この本は今から80年前に起きた日本とソ連間のスパイ活動に関するドキュメントですが、もし、中学、高校の教科書に載っていないのなら60歳以下の人はほとんど知らないのではと思います。 ゾルゲ事件に関する本をたくさんあるが、生硬な調査報告みたいな内容のものが多くて手に取りにくかった。本書は、内容も表現もそこそこ柔らかく咀嚼されたもので普通に読める。むろん、陰険な話であることは同じなのですが。 法制度が整った明治以後、スパイ罪(国防保安法違反、軍機保護法違反、治安維持法違反)で起訴、処刑された民間人はこの尾崎秀実…
尾崎秀実(1901‐1944) 木下順二の代表作のひとつ、戯曲『オットーと呼ばれる日本人』は実話をもとにした現代歴史劇だ。軍国日本を弱体化させるべく尽力した、コミンテルン(国際共産党)指導のスパイ事件、世に云うゾルゲ事件を題材にしている。キーパーソンがリヒャルト・ゾルゲという男なので、事件はそう称ばれている。 日本側のキーパーソンは、暗号名オットーこと尾崎秀実(ほつみ)だ。東京に生れたが生後わずか数か月にして、ジャーナリストだった父が台湾の新聞社へ赴任するのに伴われ、台湾で育った。多くの差別実態を眼にしつゝ育ったという。 旧制一高から東京帝大法学部へ。そのころ(大正時代の末)最初の共産党員一斉…
1920年(大正9年)レーニンはモスクワ共産党細胞書記長会議で次のように述べた。 《全世界における社会主義の終局的勝利に至るまでの間、長期間にわたってわれわれの基本的原則となるべき規則がある。その規則とは、資本主義国家間の矛盾対立を利用して、これらの諸国を互にかみ合すことである。われわれが全世界を征服せず、かつ資本主義諸国よりも劣勢である間は、帝国主義国家間の矛盾対立を巧妙に利用するという規則を厳守しなければならぬ。現在われわれは敵国に包囲されている。もし敵国を打倒することができないとすれば、敵国が相互にかみ合うよう自分の力を巧妙に配置しなければならない。そして、われわれが資本主義諸国を打倒し…
《ドイツがソ連に進攻するバルバロッサ作戦を開始した後に開かれた大本営政府連絡会議では…日ソ不可侵条約を自ら決めてきたばかりの松岡外務大臣が、その舌の根も乾かないうちに「直ちにソ連を攻撃せよ」と言って周囲を驚かせ、反発も受けましたが、構わず松岡は会議のたびに主張し続けました。 同時に、これをチャンスとみた軍部も、「北の脅威がなくなったのだから、今こそ南へ進出しょう」と盛んに唱えだします》(半藤一利『昭和史』(平凡社)、p. 343) が、この「南進論」は、「ゾルゲ事件」首謀者の一人で正真正銘のコミンテルンのスパイ・尾崎秀実(ほつみ)の理屈そのままである。 《ソ連は日本と戦う考えはもっていない。か…
今日もお立ち寄り有難うございます。 調べれば調べるほど恐ろしい現実が見えてきます。 先ずは元産経新聞記者の三枝氏の動画を観てください。 ↓ youtu.be ↑ ここから入って👍を押してね なんと、川崎市でも新築住宅に太陽光パネル設置を義務付けるようになったとのこと。 段々と日本が売国政治家たちによって壊されていきますね。 さて、私も前々から安倍派の政治資金問題での追及の仕方が尋常ではないので、「これは何か裏があるのでは?」という疑念があり静観していたところでした。 ヤフーの記事で小泉進次郎の安倍派議員の離党勧告についての話が載っていて、小泉氏の傲慢さが気になっていました。 三枝氏の解説で納得…
ゾルゲ事件は、来日したリヒャルト・ゾルゲを頂点とするソ連のスパイ組織が日本国内で諜報活動および謀略活動を行っていたとして、1941年9月から1942年4月にかけてその構成員が逮捕された事件。 この組織の中には、近衛内閣のブレーンとして日中戦争を推進した 元朝日新聞記者の尾崎秀実や、この事件で有罪となり廃嫡となった西園寺公一らもいた。
⚠️濱尾文郎 - よど号の乗客。 〔原爆空襲ピート・シーガーアメリカ共産党音楽家派非合法共産党逮捕伯爵剥奪土方与志劇団古川ロッパ甥濱尾実宮内庁侍従長官平成上皇一家担当弟→水俣病被告企業チッソ社長一家小和田雅子皇后実家隣新潟県新発田市大栄町よど号ハイジャック事件田宮高麿🇰🇵北朝鮮逃亡犯妻森順子指名手配犯森順子在日朝鮮人反日赤軍🚨〕⚠️テルアビブ空港乱射事件〔100人殺傷犯奥平剛士重信房子反日赤軍リーダー夫妻📖偶像視出版見城徹社長幻冬舎→工藤会裁判安田好弘弁護士担当名古屋アベック殺人事件山口組弘道会&足立区綾瀬女子高生コンクリ詰め殺人事件極東会極青会主犯宮野裕史改名横山父奥平剛士反日赤軍なりすまし…
リベラル21 中国経済不況論は事実誤認か(阿部治平) 『中国経済講義』(中公新書)の梶谷懐・神戸大学教授等ならまだしも、中国経済専門家ではない阿部にこんな文章を書かせるリベラル21のあほさには心底呆れます。 習近平氏、春にフランス訪問へ 欧米の対中包囲網にくさび - 産経ニュース くさびも何もフランス以外の欧米国家(英米独伊など)も産経が期待するほどには「反中国ではない」でしょう。 フィリピン前政権に中国への譲歩疑惑 南シナ海問題で「密約」か | 毎日新聞 「中国の言い分をある程度認めるから経済支援しろ」と言う密約(?)だったようです。マルコス現政権は「ドゥテルテ前大統領の娘を副大統領候補とし…
「その部屋は、世界へとつながる牢獄。」 昭和初期の日本で起きた「ゾルゲ事件」を題材に贈る新作 拘束された4人の協力者 その部屋は、世界へとつながる牢獄 ――リヒャルト・ゾルゲが軸ではないんですね。「ゾルゲの末端にいる関係者、協力者が捕まっていく。そこからの物語なので、ゾルゲ本人を中心に回るわけではないですね」 パラドックス定数の『諜報員』用にゾルゲ事件、ゾルゲ諜報団を予習しておこう。この舞台は事件を知っていることが前提となっているものね。 おもしろいといいなぁ。劇団ファン多いけれど、私は好きなときばかりではないから。でも今回『骨と十字架』のとき大活躍された神農さんが出演するから楽しみです! p…
【日米戦争どっちが悪い】「西欧白人国家による侵略から、アメリカ合衆国建国、日米開戦への道、原爆投下…の歴史」『産経新聞』(渡辺浩:東京大学名誉教授) ■片手に十字架、片手に鉄砲 侵略と虐殺繰り返した西欧白人国家 産経新聞 2016/12/4『日米戦争どっちが悪い』(渡辺浩:東京大学名誉教授、法政大学名誉教授) https://www.sankei.com/article/20161204-VCRUIPGT7NOSBLLIXE7K7PGFAM/ ~~~ 1941(昭和16)年にわが国と米国などとの戦争が始まってから8日で75周年を迎えます。 戦争の原因は何だったのか、どちらに責任があるのか-。 …
寄稿 よしりんさん 『大東亞會議』を知っているか!? 日本はアジアの侵略など一切していない、当時の日本はグローバリストと闘っていた。 その証拠を掲載する。 戦時中の1943年11月、アジア諸国の欧米列強からの植民地支配からの脱却と自主独立のために東京で開催されたアジア地域の首脳会議が大東亞會議だ。当時の日本の同盟国や、日本が旧宗主国を放逐したことにより(要するに植民地化した欧米白人国家を追い出した)独立したアジア諸国の国政最高責任者を招請して行われたのだ。参加は、中華民国(南京)国民政府の汪兆銘行政院長、満州国の張景恵国務総理大臣、フィリピン共和国のホセ・ラウレル大統領、ビルマ国のバー・モウ内…
1月4日(木)【かとう】連休最終日。と言っても明日出勤すればまた三連休だ。連休の間は6時には起きようと思っていたのに、一日も達成できず、良くて7時起床だった。今日も7時半ごろ起きて掃除し、きのうくるねこ大和さんのインスタで見たハッセルバックアップルケーキなるものを焼く。ケーキにしてはスコーン並みに生地が固くて、ネットレシピあるあるの配合記載ミスなのではと思ったけど案外うまく焼けた。甘さがかなり弱いのも私としてはいい感じだ。りんごの季節の定番にしたい。昼は買っておいていつ食べようかと勇気を出しそびれていたペヤングの激辛に挑戦。真っ赤なパッケージがおそろしい。でも市販のものだしそこまでは辛くないん…
監督は、篠田正浩さん出演は、イアン・グレンさん、本木雅弘さん公開は、2003年6月ですいやー、長いですよ、3時間超えですからその上、その長さを見事に感じさせます
【主張】日大の混乱 学生不在の泥仕合やめよ - 産経ニュース 沢田氏は27日、学内会議への参加を禁じられ、辞任を強要されたのは林氏によるパワハラであるとして、1千万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。 勿論、現時点では真偽不明ですが「実際に林理事長によるパワハラがあった」なら提訴は当然の権利です。それは「沢田氏の副学長としての評価」とは全く関係ない。しかしこうなると「一作家」にすぎない林真理子の理事長就任は失敗ではなかったか。 日大には、国内で3大学のみ*1という危機管理学部がある。 引用は省略しますが勿論「危機管理学部なんてあるのにこの体たらくは何だ、全然危機管理*2がなってない」と言う…
続けてふれてきた小森田一記が手がけた『世界評論』創刊号は手元にある。それは例によって近代文学館の「復刻日本の雑誌」(講談社)の一冊としてで、WORLD REVIEWという英語タイトルも付され、昭和二十一年二月一日発行のA5判一一二ページ仕立てである。(創刊号) 表紙目次は巻頭対談として、細川嘉六と堀江邑一の「世界史の動向と日本」、特輯は「日本民主革命の基本問題」で、その内容は表2の目次によって、山川均「天皇制と新憲法」、向坂逸郎「日本経済における封建的基盤」、大河内一男「国民生活の民主化」の三本だとわかる。それに尾崎秀実「遺書」、川上肇「自叙伝」も示され、ここに『愛情はふる星のごとく』や『自叙…
これは戦後を迎えてのことだが、ゾルゲ事件で獄中にあった尾崎秀実が妻の英子と娘の楊子に宛てた書簡集『愛情はふる星のごとく』がベストセラーになっている。それは昭和二十一年からのことで、出版ニュース社編『出版データブック1945~1996』のベストセラー表をたどってみると、昭和二十一、二十二年、いずれも第二位、二十三年が第一位で、トータル部数は定かでないけれど、二十一年は十二、三万部の売れ行きだったとされる。ちなみに同時代のよく知られたベストセラーは太宰治『斜陽』(新潮社)、永井隆『この子を残して』(講談社)である。 手元にある『愛情はふる星のごとく』は昭和二十二年十一月第四刷で、B6判並製、二八三…
昭和三年六月四日早朝、満州を支配していた奉天派の大元帥・張作霖は、北京から奉天への帰路途上、乗車していた列車が爆破炎上して暗殺された。満州事変のきっかけとなったこの事件は、戦後、本人の自白をもとに関東軍の高級参謀河本大作による犯行との説が定着していたが、近年この定説が覆されようとしている。証拠、証言が多数あった河本犯行説は、なぜ破綻したのか。暗躍するソ連特務機関の影。長男・張学良周辺の不穏な動き。発掘された新資料―真犯人はいったい誰なのか?昭和史の大きな謎に迫る。 「なぜこんな難易度の高い爆殺方法を選んだのか?」張作霖を乗せた車両は20両の特別仕立てで、張作霖の座席は特定できていたとしても「必…
『星の巡礼 ユーラシア・アフリカ二大陸踏破 38000kmの旅』 Ⅰ 《ロシア・シベリア横断 10350kmの旅》 ----------------------------------------------- Ⅱ 《イスラエル縦断 1000kmの旅》 Ⅲ 《ヨーロッパ周遊 11000kmの旅》 Ⅳ 《アフリカ縦断 15650km》 随分と世界を歩き回ったが、一回の旅で約38000Kmを、3か月に渡って二大陸を踏破 した旅は初めてである。 2022年3月、ロシアによるウクライナへの特別軍事作戦が開始され、世界の目がロシア 大統領の前近代的な歴史観<大ロシア帝国>により、<国土回復、いや一度ロシ…