日本画材料として供給されている顔料。 辰砂、孔雀石、藍銅鉱、ラピスラズリなど様々な鉱石、半貴石を砕いて作った顔料を頂点とする。番手の粗いものには結晶形が明瞭なものも、辰砂や石黄など幾つかあり、多くは粗粒が構成する様相が特徴的である。 大手メーカーとしてナカガワ胡粉絵具株式会社(宇治市)があり、伝統的な胡粉を製造している。ハマグリ胡粉はホルベイン工業株式会社が供給している。
昨年の春から日本画を習い始めて、今人生で8枚目の本画制作に奮闘中です。 日本画という描画手法が色々と面倒なことが多いとこれまでこのブログにもさんざん書いてきましたが、その面倒なことにも少しずつ慣れてきました。 日本画は油絵や水彩画と違ってチューブから出した絵具をそのまま画面に塗れるわけではなく、砂状の岩絵の具を自分で膠液で溶いて画面の上に定着させていきます。 膠液は牛などのタンパク質が原料なので変質しやすく、その日に残った絵具もそのままでは使えないので、一旦お湯で洗って『膠抜き』という作業をするのですが。。。 nakolife.hatenablog.com 最近は少し慣れてきて、できるだけその…
2023年3月24日(金曜日)。 霧雨。 宇奈月温泉にある美術館で、日本画の世界を堪能してきました! 作品だけでなく、日本画の特徴である、鉱物を粉砕して使用する「岩絵具」も展示してあり、とても興味深く鑑賞しました。 鈴木恵麻〈未来航路〉 狩俣公介〈風影〉 染谷香理〈巡〉 松岡 歩〈恬性〉 日本画の技法と美しさに圧倒されるとともに、これからを担う若い画家たちのパワー溢れる、素晴らしい作品を鑑賞することができました。 お手数おかけいたしますが、もう一押ししていただけると大変励みになりますm(_ _)m ↓ ↓ ↓ にほんブログ村 にほんブログ村
◯岩と宇宙 画家の千住博さんは、岩の具、つまり岩石に惹きつけられ、画家への道を決心したそうです。 日本画の岩絵具は、全世界で得られたものです。岩絵具から宇宙そのものを想起し、宇宙との対話を行っているのです。そこに紙と膠を得て、人間の文化の歩みを感じます。この長い時間軸と広い空間軸で捉えられ、そこで形成されたのが、彼の世界観なのでしょう。 絵を描くというのは、頭を整理することです。デッサンをする、デッサンとは、どこまで見たかということです。つまり、観察力を身につけるトレーニングです。私は、形にする、独自のタッチや線を見出していくトレーニングと言ってきましたが、その前提に、対象の把握力があるわけで…
こんにちは。斉藤和と言えば、風景の絵のイメージが強いですが、今日は斉藤和の描いた動物たちをご紹介したいと思います。 たんぽぽプロジェクト企画室のたんぽぽです。日本画家 斉藤和の応援ブログです。 斉藤和のTwitterはこちら。 http://Twitter.com/saitoukazu 斉藤和は、若い頃はねこと、今はいぬと一緒に暮らしています。 『花まくら』 『花まくら』 題名の『花まくら』とあるように、お花を枕にしてくつろいでいます。いぬの花まくらはカサブランカで、ねこの花まくらは牡丹で描かれています。 動物の絵を描くとき、毛並みの向きや表情を丹念に写生を重ねて描きこみます。絵を見る時、やは…
「ちゃんこちゃんこ」 170㎜ 1995 (桂、胡粉彩色、岩絵具) 福島県のことばで、石段のことを「ちゃんこちゃんこ」というそうです。下駄などで石段を上がる時、「ちゃんこちゃんこ」と鳴るからです。
あなただけの時計🌸優しき大和の色 職人さんの心意気🌿 少納言には、お竜姫🐉👸という姫が一人おりまする😜(ドラゴンプリンセス🐲🌟) わたくし、持ち物に少々うるさいゆえ、娘の腕時計は、日本の美🗻を意識したものでございます💖 岩絵の具での彩色、和紙の重ねが美しく、金沢の職人さんが丁寧に作ってくださるのです🌸 カスタムメイドで自分だけの時計🌟、つけていく場所、季節によりベルトを変える楽しみもありますのよ🌿 今回、お竜姫🐉👸の進学に際し、手持ちの服に合わせたものと、着物👘を着るときの組紐タイプのベルトを贈りました🎁(えへへ、本体は以前のを使ってくれたまえ😜) 優しい色彩の岩絵の具、蒔絵、和紙‥‥日本の伝…