東京電力が福島第一原発の核燃料デブリ取り出しに着手したとのニュースが流れた。 その数日前、取り出し装置を格納容器内に押し込むためのパイプが誤った順番で並べられているミスが見つかり、直前で延期されていた。 赤や黄色や青のビニールテープのようなものがまかれたパイプという、人類を滅亡の危機にさらしかねない原発の状況とは似つかわしくない写真が全世界に公開された。 こんな原始的な道具でこんな初歩的なミスを犯すような体質の企業に、原発稼働を許してしまったことを、もはや世界中で呪うしかない状況になっている。 新聞やテレビでは、「核燃料デブリ取り出しに着手」などとの大見出しでこのニュースを取り上げていたが、よ…