初富士やハグされている三保の浜 (三保の浜からの初富士) 「何となく今年はよい事あるごとし元日の朝晴れて風なし」 啄木の歌のごとく、さわやかな元旦となった。寒いけれど雨戸をあけてカーテンも明ける。幾分は新鮮な気持ちになる。 さて、午後から清水の三保半島にある御穂神社に初詣。適度な混みようで、駐車場にもすぐ入れたし、参拝の列も10分待ち程度。少ないお賽銭で、大きなお願いをする。 以前書いたことがあるが、この社の神は、海から現れる。神は太平洋から駿河湾に滑り込んできて、この浜に至る。神が上陸する浜は、いわゆる白砂清松の光景が広がり、伝説の羽衣の松が枝を伸ばしている。 黒松の巨木がならぶ林を抜けて浜…