封切り二日目。 席数349の【シアター6】の入りは八割ほどと盛況。 原作は、人の体内で昼夜の別なく年中無休で働いている細胞を擬人化するとのアイディアの勝利。 さらっと流し読みをした限りでは、全てのストーリーは人体内での出来事に終始しているようで、冒頭のシークエンスがそれにあたるか。 映画では、(人間の世界の)親子の情のエピソードを付加。突然に降りかかる病の苦難に打ち勝って幸せをもぎ取る、泣けて笑える一本に仕立てた。 オマケに終盤部の科白はかなり深い。人体をそのまま地球に見立て、世界中で起きている争いや差別へも物申している。 {コメディ}タッチの作品が多い監督の『武内英樹』は、本作でも同様のトー…