読みづらく意味不可解な悪文を試験に出して意味があるのか 作家の曽野綾子さんによると、「平易でない名文はない。難しい文章はつまり悪文」ということだそうです。そうすると、入学試験などの長文問題に出される冗長で難解な文章は、悪文の典型といってよいのではないでしょうか。分かりにくい文章は、何か高尚なことを書いているかのような誤解を与えます。分かりにくいからこそ問題にできるというわけなのでしょうが、あんなものを生徒に読ませて何の意味があるのかと思ってしまいます。ますます国語が嫌いな生徒が増えてしまうし、そんなの読み解くのが「読解力」を養うことでは決してない。滑稽なのが、自分の文章を試験問題に採用されたあ…