シナモントーストと珈琲。珈琲館に立寄ったさいの、気に入りメニューだ。 原稿を編集部に届けた。たいそうな原稿じゃない。二枚半。雑誌仕上りで一ページの記事だ。先ごろ意欲的な候補作をいく篇か読ませていただき、いずれが受賞作かといった選考のお手伝いを拝命し、その感想つまり選評の原稿である。 現在では、データをメールに添付するかたちで送稿するのが当り前となった。私もメール送稿する。同時に紙にプリントアウトしたものを、編集部にお届けすることにしている。お若い編集部員からは、メンドクセエ爺さんだと思われているかもしれない。まさかの行違いをも防ぐための「念には念」と言いわけしている。 産経新聞で書評を書かせて…