指図

私は意見を持つことはできませんが、ポリコレ（ポリティカル・コレクトネス）は人々が言葉や行動において差別や偏見を避けるために気を配るスタンスを指すことが一般的です。ポリコレが偏見であるかどうかは、議論の立場や視点によって異なるかもしれません。一部の人々はポリコレが言葉の自由を制限していると考える一方で、別の人々は社会の包含性や配慮を促進する重要なツールとして捉えることもあります。

元禄１３年３月１８日。巳半（午前１０時）、火事だと騒ぎがある。２度も。詳しくはわからず。町中へ火事と騒ぐ者がいたら、捕らえおくようにと。今後火事があった場合、惣大工（棟梁）などは代わる代わる扶持人の大工に従うか、もしくは作事小屋に集り作事奉行について指図を受けるようと。作事奉行はこれを引き連れ、火を消すように。１人につき３人分の経費が下されるはずである。役人２０人は庄三郎に随い、「い」の字の纏を立て、「い」の四半（襦袢）を腰に下げ、火事の際は盗人を見つけ出して捕まえるように。

元禄６年３月２６日。手紙を以って啓上する。火事の際には、先年はもちろん巾下片端三之丸においては御城へ駆けつけるようにと三左衛門殿が仰せであったが、今後は、南は押切筋より、北東は武平町筋より西までで出火の際は、先ず三左衛門殿の御宅へ聞きつけるとすぐに出かけ、御指図を請けられるように。例え、方角が右の通りでなくても、風が強く火事が大きくなれば三左衛門殿の元へ出かけるように。御老人衆はまとまるように。このように行うようにと三左衛門殿が仰せられたのを聞いたと云々。

Instruction. インストゥラクション