交通事故や水害などで大きな損傷を受け、「全損」と認定された自動車。所有者にとっては悲しい出来事ですが、その後には保険手続き、ローンの精算、廃車手続きなど、複雑で精神的にも負担の大きいプロセスが待ち構えています。この、一般の人には馴染みのない煩雑な業務を、損害保険会社の「黒子」として一手に引き受け、年間3万台以上を処理するプロフェッショナル集団が存在します。今回は、損害保険会社の全損車両処分に特化したBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業を展開し、資本金1,000万円ながら当期純利益8.5億円という驚異的な収益を叩き出した、株式会社ABTの決算を分析します。ニッチな市場で圧倒的な強さ…