年金受給者に一律5,000円支給のプランは、どうも評判が良くない。確かに年金は(生活保護費もだが)物価連動で、来年度は0.4%下がることは決まっていること。年金の支給額が125万円の人を考えると減額されるのは5,000円だから、ちょうど補填できるという計算だろう。 いつぞやの「全員に10万円支給」をゴリ押しした公明党の影がちらつく「政策」だが、一部では自民党茂木幹事長の発案だとも噂される。論理的な判断が冴える茂木先生の印象を持つ僕には、とても信じられない話。なぜかと言えば、理屈をどう付けても「夏の参議院議員選挙対策」にしか見えないからだ。 来年度予算は順調に年度内成立、国見民主党が野党ながら賛…