10月20日に群馬県の下仁田へ行ってきた話の続き。 peepooblue.hatenablog.com 下仁田町自然史館を見学し、その前にある「クリッペのすべり面」の大断層を見た後、来た道を戻る。 ここからさらに南の奥地へ行くと、かつて石灰石の採掘を行っていた場所がある。地質的には三波川帯の南側に連なる秩父帯の中・古生層である。この地質帯では秩父や奥多摩でも石灰石の採掘が今も盛んに行われている。 そちらへは行かずに北へ戻ると、青倉神社前の青倉川には「フェンスター」がある。ドイツ語で窓のことで、地質学の用語では「地窓」という。ここでは三波川結晶片岩の地層の上に跡倉層がのっているが、その上を流れる…