火山とは、基本的には地下のマグマが地表に噴出した結果生じた地表の隆起。噴出状態によっては隆起を形成せず陥没(凹地)の場合もあるが、これも火山と呼ぶ。
日本では、2003年に火山噴火予知連絡会が活火山について、「概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」と定義しており、2014年には110が指定されている。
定義:http://www.jma.go.jp/JMA_HP/jma/press/0301/21a/yochiren.pdf
参考:気象庁 http://www.kishou.go.jp/jma-magazine/0301/
休火山、死火山という分け方は意味が無いことがわかったため現在では使われない。
参考:日本火山学会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/kazan/J/QA/sr/qa-1826.html
観光地の説明板などでは下記のような古い分類が記されている場合があるが、本質的な分類法ではないため学術的には使われなくなった。(参考:日本火山学会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/kazan/J/QA/sr/qa-2758.html)
日本における火山は非常に偏って分布おり、九州、伊豆諸島、東北地方、北海道に多く分布している一方で、近畿地方、四国地方ひとつも活火山がなく、中国地方にも2つあるのみである。
また、110の活火山のうち、47については「常時観測火山」として、火山活動を24時間体制で常時観測・監視している。